11341. コメント(2021/11/22)

(コメントいただきました)

悪魔さんの場合、記憶力を高く評価しています。誰が何をやっているか、あと1万を超える過去の記事で、自分が何を書いたかを把握できているように見えています。普通の人には無理。
論文を大量に記憶できる強者を見たことがありますが、ポケモンみたいなものだとのこと。
変わり種だと、 https://www.mst.or.jp/Portals/0/images/method/img_xrd4.jpg?115114131510929
今までに見たこのようなX線スペクトル(結晶構造に固有のもの)が全部頭の中に入っていて、「このようなスペクトルは見たことないので、これはきっと新しい構造だね」といえる人とか。

記憶力ですか・・・それは困った困った。更年期以降、壊滅してしまったのですから。

このブログも、twitter上で流れてくる論文情報を検索できるようにって、「検索」に頼ってるわけです。もう記憶出来なくなったので。

研究者は文献の暗記に長けた人がデフォルトですから、私なんてぜ〜んぜん大したことないですわ。

狭い領地でいいのですよ。あまり目立ちすぎると、何かの役員やれとか、雑誌のエディタやれとか、本や総説書けとか、行きたくないような遠方の招待講演呼ばれたりとか、しつこい外人からメールで質問来たりとか、面倒なことが増えてきます。どうしても目立ちたい、派手に覇権を取ってドヤりたい性格の人はともかく、他人を風よけに使いつつ、自分の領地をしっかり固めておくのが美味しいと思います。
分野に攻め込もうとしたら、Akuma et
al.を大量に勉強しないといけなくてゲンナリ、が最高に笑える展開です。一連の論文の共著者の名前は異なっていても、同じファーストオーサーが共通しているとなると、誰の持ちネタかは一発でわかりますよね。全貌を把握できている共著者すらいないことがわかります。

他施設共同研究だと、トリプルトップ、ダブルコレスボなどもアルアルです。私の名前は真ん中にしかありません。トップではないから、書いた書いたと言えない中間管理職は(院生、ポスドクの方が前に来る)ギフトオーサーと見分けがつかない。

教科書は転がってないし、詳しく教えてくれる先生や先輩もいない。計算機のアルゴリズムの場合、実装されたプログラムも公開されてない、なんていえば泣きそうになります(まず実装から始めないといけないが、おおまかな方針は書いてあっても、実際に一行一行書いていこうとすると、データ管理や分岐などの処理に小技が必要だったりして、自力で思いつけないと安直に進めることができない)。始まる時点で数年以上の時間のアドバンテージがあるのなら、覆すためにはよほどの覚悟がないと無理です。

肝心な論文が日本で発行されてる英文誌ばかりとなると、外人は研究内容が二流、三流なものだと先入観を持ち、論文を引用する気もしなくなります(自分が論文書くとき、ジャーナルにchineseやkoreanとか入ってる論文引用したいですか?まあ、無視しますよね。)

私なんて零細中の零細ですよ。文字通り一人でやってますから(学生、ポスドク、支援員なし!)大型予算とったら、とりあえず人を雇って出せるアウトプットを増やし、研究成果を増やすのが定石ですが、いろいろ教えるのが面倒+自分でやると圧倒的に速い+自分自身それなりに暇なので、一人でやるのが正解なのですよね。特に手法やアルゴリズム実証系は、自分ですべて考えて理解しないと、なぜその手順を選んだのか、使わざるを得ないのかをしっかり押さえることができません。ちゃんとした意図があるのですが、紙に書いてある内容だけだと伝わってこないんですね。開発者から聞き出すにしても、ものすごく時間がかかる。

支援員は図の作成などピンポイントでほしいときはありますが、常時仕事を振れる状況ではないので普段は遊ばせることになりますし、締め切りが近いからと言って学生やPDにいったん投げた仕事を奪うわけにはいかないです。頭が切れる人がいれば部下にいてもいいが、そんな人はそうそう、いません。

(以上、ありがとうございました)

私が書いた論文が世の中に出るのは、まだまだ先です。その間に、誰かに抜かれることも十分に考えられるが、今のところ小さな無風地帯がポッカリと穴を開けてます。だから、半年遅れてでも世に出た時には「持ちネタ」的に身バレ必至。

ゆえに、その際には、このブログは「消滅」させるしか無いと、心を決めました。

異能者バトルの中で「神の視点」を持った人間だけに分かることがある。

日に日に劣化していく「記憶力」と「体力」の最後をふり絞って、一瞬でも「交差反応(錯覚)」する会話を楽しめた。

ありがとうございます。