11259. コメント(S.N.様)

(コメントいただきました)

夏頃にワクチンの違いについてコメントした者です(#11332)。状況が落ち着き、治療薬も出てきていることを大変嬉しく思っております。
ワクチン接種も一旦無事に一区切りがつきそうで、そしてワクチン治験の話題も出ているので、蒸し返しではありますがモデルナの発熱の話が落ち着いてできたらと思います。

モデルナ2回目の発熱等の副反応は(悪魔さんも経験された通り)きつく、効能は間違いないとはいえ、本当に大丈夫なのかこれ、と思わせるに足るものでした。

公開されているデータでは、
厚生労働行政推進調査事業の順天堂大学コホート(自衛隊中心、男性多数)
37.5℃以上発熱 77% 38.0℃以上発熱 60%(2021/10/22の中間報告#15より)
鍛えている自衛官とそうではない事務官との間に大きな差なし(2021/8/25の検討部会議事録より)
発熱の比率は初期の報告からほぼ変動せず:ロットによる影響は小さいと示唆

民間では、発熱の程度まで報告されているものはあまり見ないですが、一例として、
学校法人セムイ学園職域接種副反応調査(20代中心、女性やや多い)
https://www.tokai-med.ac.jp/20210909_covid19_questionnaire/
37.5℃未満 15% 37.5-37.9℃ 14% 38.0-38.9℃ 44% 39.0℃以上 26%
があります。
掲示板、ツイッター等の職域接種での断片的な情報としても、モデルナ2回目は8割程度の割合で発熱というのはほぼ確実でしょう。

改めてみても、治験段階での数字との差が目立ちます。
米国III相治験(n=14673)の38℃以上16%、国内I/II相治験(n=147)の37.5℃以上40% ですので、99%信頼区間からすら外れています。コホートでは年齢による差は特に40台以下はあまり大きくないので、年齢では説明つきません。異物騒ぎがありロットの可能性も一時は考えましたが広く差がないので考えにくいでしょう。米国との差は体重説はよく取り沙汰されますが、国内治験ですら実情と差が大きすぎるように感じます。

どんな可能性があるのでしょうか。ごく稀な副反応が後で見つかるのは仕方のないことで納得ずみですが、治験と大きく異なる統計結果というのは治験の信頼性につながるので嫌な感じです。
受ける個人としては20%も80%も起きうることとして準備はさほど変わらないですが、職域で実施となれば人員配置等で大きな差です。あと推奨する立場として(上司にしても親にしても)、責任の重みが変わります。何より、「話が違う」は不信感のもと。何とか可能性の範囲としても説明つけばと思います。

(以上、ありがとうございました)

前にも書いたと思うのですが、私は治験の論文に限り、それが掲載されたのがNEJMだろうが「COIあり」と読みます。特に第一報だけは、それはチャンピオンデータである可能性があると。

以後、数を増やして行くリアルワールドへ、進んでもいいかどうかの判断材料だけであり、本当のことは、実地にやって見ないと分からないものでしょうと、思っています。

人間は多様性に富む生き物で、人種・性別・年齢・行動様式などでも、大きく変わるので。

アメリカの治験の段階では、なるべく広く、年齢を広げて使いました。一方で、日本での接種実施は、高齢者がファイザーだったので、発熱しやすい若者が大学・職域接種や大規模接種会場での接種に行きやすかった。母集団の年齢の偏りが日本では明らかに生じたと思います。

例えば我が夫は、職域も可能でしたが糖尿病の持病があるために通院しており、職域を待たずに個別でファイザーを接種しました。50歳オーバーの中年男性(比較的発熱しない方)がモデルナから抜けてた現実はあります。

今となっては、ファイザーよりも抗体も上がりやすく、心筋炎の比率から言っても、老人にモデルナ、職域はファイザーの方が良かったかもしれませんが、バイアル1瓶から何人取れるか? 小分け人数に適していたのはファイザーでしたし、早く入ってきたのもファイザーでしたので、仕方がなかったと思います。

今後のブースター接種においては、モデルナが敬遠される原因にはなるでしょう。

(コメント追記します)

年齢層と性別の違いという説明ですが、表に出ているデータでは正直納得しかねます。順天堂大コホートでも、年齢による効果は確かに50台以上では出てくるものの、劇的ではないです。同じ順天堂大コホートでもファイザー2回目とアストラゼネカ1回目は年齢の影響が大きく、20歳から80歳でゼロになるようなほぼ直線で下がっていますが、同じようには考えられないです。また、男女差は女性の方が有意に重いとはいえ、差は小さいです。数%のレベルです。

別データで、岡山大学の職域接種副反応調査報告では、
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id875.html
発熱が20歳から40歳台で年齢で変わらず約90%、60歳以上(大学なので大部分は65歳までと考えるべきでしょうが)では下がるものの75%までしか下がりません。

国内治験は20-64歳でn=98、65歳以上がn=49ということですが、64歳以下の75%、65歳以上を0%にするだけで全体の50%にいきます。40%という治験データが本当に整合するのでしょうか。
治験と一般人アンケートでは体温データの取り方が異なるとか、そういう説明の方がまだありかなと思うのですが。(あくまで一例です)
治験は一時的な副反応はあまり重視していないからそこの信頼性はもともと低い、という話であれば、ちょっとどうかと思うものの、そういうものとしてこの先考えるしかないです。

納得されませんんか・・・私は体感的には発熱ってのに、やはり年齢依存だなあって強く思ってたので(私は50代ですが、20代とはかなり違うんで20-40代がどれだけ含まれるかが一番数字を変えるように思ったんですけど)

ごめんなさい、これ以上はよく分かりません。