11203. AY.23@Singapore

シンガポールのデルタさんの名前はAY.23のようです。

AY.23Indonesia, Singapore, Japan, South KoreaC1404T (Orf1ab:P380L), C4752T (Orf1ab:T1496I)

222番目の変異は昨年の10月に最も広がった「B.1.177」変異株でも見られ、「やはり広がりやすさに関して小さな利点があったかもしれません」とベルギー、ルーベン・カトリック大学の進化生物学者で生命統計学者のトム・ウェンセレーアス氏は述べている。  145番目の変異はミュー株とアルファ株にも見られる。スパイクたんぱく質のこの位置は、多くの抗体が認識し、破壊の標的にする領域内にある。フランス、パスツール研究所のウイルス免疫部門を率いるオリビエ・シュワルツ氏は、AY.4.2はこの変異のおかげで「抗体から逃れることができるか」、あるいはヒトの細胞に入りやすくなるかもしれないと話す。  これらのシナリオが正しいかどうかはわからない。東京大学のウイルス学者、佐藤佳氏によれば、現在のところ、2つの変異がウイルスの感染力やACE2受容体への結合力に影響することを示唆する研究はないという。  たとえAY.4.2の適応度がデルタ株より高いとしても、2021年4~5月にデルタ株がアルファ株より優勢になったとき、あるいはアルファ株が従来株に取って代わったときのような急拡大はまだ見られない。「デルタ株より少し優位に立っているだけです」と英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドンの臨床研究部門を率いるクリスティーナ・パゲル氏は話す。  ウェンセレーアス氏も、アルファ株とデルタ株がそれぞれの祖先より40~70%伝染しやすかったことに比べれば、AY.4.2の優位性ははるかに小さいと認めている。