12188. アナキンラ

スターウォーズか?

IL-1α/β阻害剤

サイトカインの遮断は、呼吸不全の危険にさらされている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の生存率を改善できることがある。だが、重要なのは使用のタイミングとどういう患者を選ぶかだ。

Our findings suggest that suPAR should be measured upon admission of all patients with COVID-19 who do not need oxygen or who need nasal or mask oxygen, and that, if suPAR levels are 6 ng ml−1 or higher, anakinra treatment might be a suitable therapy. For patients with low respiratory ratio who need NIV or MV, tocilizumab might be the most appropriate drug of choice.

今回の結果から、酸素を必要としないCOVID-19患者、または鼻腔内酸素やマスク酸素を必要とするすべての患者の入院時にsuPARを測定し、suPARレベルが6 ng ml-1以上であれば、アナキンラ治療が適切な治療法である可能性が示唆された。呼吸比が低く、NIVやMVが必要な患者には、tocilizumabが最も適切な薬剤として選択されるかもしれません。

可溶性ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーター受容体(suPAR)の血清レベルの早期上昇は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が呼吸器不全へ進行するリスクの上昇を示している。二重盲検無作為化対照試験SAVE-MOREでは、血漿中のsuPARが6 ng/mlを超え、COVID-19が呼吸器不全へ進行するリスクが高いことが明らかになった594人で、IL-1α/β阻害剤であるアナキンラの有効性と安全性が評価された。これらの患者の85.9%(n = 510)は、デキサメタゾンを投与中であった。28日目に、アナキンラ投与中で臨床状況が悪化した状態[WHOの臨床的進行度に関するスケール(WHO-CPS)が11ポイントであることによる評価]の調整比例オッズは、プラセボと比較した場合、0.36(95%信頼区間0.26~0.50)であった。28日目のWHO-CPSのベースラインからの低下の中央値は、プラセボ群で3ポイント、アナキンラ群で4ポイント[オッズ比(OR)= 0.40、P < 0.0001]であり、また、経時的な臓器不全評価(SOFA)スコアの投与7日目でのベースラインからの減少は、各々0ポイントと1ポイント(OR = 0.63、P = 0.004)であった。28日目の死亡率は低下し(ハザード比= 0.45、P = 0.045)、また入院滞在日数も短縮された。

(以下、私見と言うか不勉強ゆえの疑問・・サイトカインむずい)

IL-6は重症化マーカーとして良く知られている一方で、IL-1βはCOVID-19の重症者とそうでない人の間での差は大きく無い。key playerであることが明らかなIL-6へのアクテムラの使用ですら効果が微妙な中で、IL-1βの遮断がどこまで意味を持つのだろうか?

可溶性ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーター受容体 後で調べます・・・

アクテムラの適用になる人と、アナキンラの適用になる人はなぜ、違いが出てるのだろう?同じ病原体に感染したのに。