12170. ゲノム解析

チラッと裏話。

回答としては「少なくとも日本では増えている」だろうと考えます。

去年、イギリス型N501Yが出てくる前までは、ゲノム情報は感染研が解析を請け負ってて(地方衛生研究所の検体の10%が感染研に送られる)、論文にするまでデータベースに登録されることがなくて遅れてました。

東京医科歯科大学が中心となったコンソーシアムも、やはりスポンサーであるAMEDからは論文化が求められ、GISAIDへの登録が遅れる傾向にありました。

イギリス型が流行るようになり、地方衛生研究所だけでなく民間の発熱外来PCRクリニックからのサンプルの入手が可能になり、論文を書いてる間に、その系統が消えてしまうようなスピードでウイルスが変わるようになり(倉持・川上氏らが騒いでいたR.1.系統は英語の論文になる前にウイルスそのものが消えてしまい研究の価値がなくなってしまいました、彼らは仕方がなく日本語で商業誌に原稿を書きました)、今では論文化の前にGISAIDに登録される数が増えています。

しかしデータベースの必須項目にワクチン情報はないのです。

地方衛生研究所も検体と患者情報は保健所で切り離されていますのでunknown以外に記入のしようもありませんし。

大学レベルで医学研究として頂く場合は、相手の先生と取り決めた「研究計画」で収集する患者データにワクチン情報を入れている事は滅多にないでしょう。

(私は個人的な事情からADEに拘りがありますが、そこにこだわる研究者は実は一般的ではありません。)

今後、日本でもワクチンブレークスルー感染のクラスターが出た場合には、ウイルスの配列解析がされる可能性はあります。

丼先生にも、その依代を自負する猫医長にも誤解を解く事はできませんが、ADEの懸念は「潜在的な脅威」として未来の懸念であって、今のことじゃないんです。

皆さんにわかっていただきたいのは、どっかの素人が騒いでいるように厚生省は隠してもいないし、忘れてもいない。

きっちりと把握し対応を考えた上で承認し、モニタリングを課している。

妙な騒ぎ方はして欲しくないけど、科学的に間違った否定の仕方もして欲しくないと言うのが、私の主張です。

おそらく、理解できない人の方が多いと思いますが・・・バックヤードにいる人間からも「現場」をお伝えしたく。

11978. 意見を求めるなら

11889. 論点を整理しておきます

11892. 論点を整理しておきます2

11822. ワイが一番氏14

壁の多くは、検体を出せる出せないの壁です。