12033. 矮小な話題その4

いかん、面白すぎて止まらん。

まだ言うのね。

ワイの論文って、これで「全文」やで?referenceはわずかに9つ

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jmv.26220

First published: 24 June 2020

肥満、高血圧、糖尿病、および特定の民族(黒人とヒスパニック)は、コロナウイルス2019年疾患(COVID-19)とH1N1インフルエンザ感染症の両方に共通する併存疾患であり、重症化のリスク要因となりうることが報告されている。したがって、これら4つのリスク要因がなぜCOVID-19とH1N1インフルエンザ感染症の両方に共通するのか、共通のメカニズムが存在するのかを理解することが重要であると考えられる。

呼吸不全は、COVID-19とH1N1インフルエンザの両感染症の重症化に寄与する最も重要な病態です。肥満の患者は、制限的な呼吸パターンを示し、肺活量が減少します。重症の場合は、この肥満-過換気症候群が呼吸不全を引き起こす可能性があります。さらに、肥満は、COVID-19とH1N1の両感染症の重篤な臨床症状である急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の発症の危険因子であることが報告されています。COVID-19患者を治療している救命救急医は、ARDS患者が伏臥位での侵襲的人工呼吸によく反応することを報告しており、COVID-19の管理に関する国際ガイドラインでは伏臥位人工呼吸が推奨されています

肥満は、ARDSの最も一般的な原因である敗血症7の患者の死亡率や、市中細菌性肺炎の患者の死亡率の低下と関連しています。しかし、免疫反応が高まると、サイトカインストームと呼ばれるサイトカインの過剰産生が起こり、感染者の中にはARDSや多臓器不全の原因となる人もいるため、COVID-19の患者にとっては有害となる可能性があります。したがって、肥満のパラドックスはCOVID-19感染症には当てはまらないかもしれません。

肥満は高血圧の危険因子であるが、重要なことは、高血圧がCOVID-19やH1N1感染症の重症化に寄与することを説明する説得力のあるメカニズムを提示した研究がないことである。高血圧がCOVID-19およびH1N1感染症の重症化の危険因子であることを示した過去の研究のほとんどは、多重ロジスティック回帰分析に基づいていないか、多重ロジスティック回帰モデルに説明変数として肥満またはBMI(body mass index)を含めていませんでした。さらに、入院前の測定が行われていない救急・重症患者の入院では、患者の身長と体重の測定精度が信頼できないことにも言及しておく必要があります。そのため、高血圧と肥満の関連性による交絡の影響で、統計的なアーチファクトが発生する可能性があります。

さらに、糖尿病患者や特定の民族(黒人やヒスパニック系)の患者を、いずれかの感染症にかかりやすい可能性があると特定する場合にも、同様の注意が必要です。1同様に、異なる民族に属する人々の結果としてのCOVID-19死亡率や、各国の肥満率を扱う場合にも注意が必要です。特に、あるレトロスペクティブコホート研究では、年齢、糖尿病、高血圧とは独立して、肥満または高BMIがCOVID-19の重症化の予測危険因子であることが示されています3。

以上の点を考慮すると、高血圧、糖尿病、民族、COVID-19およびH1N1感染症の重症度との関連は、肥満によってかなり混同されている可能性があると結論づけることができます。

(以上、DeepLによる翻訳 )

既に分かっていることだが肥満がリスク因子としてデカいのだから、各国の致死率などを比較する場合に、肥満度を交絡因子として考えよとの提案に読めますけど、「実証」って言うには各国の肥満度のデータが入って無いんですよね。

肥満が重症化のリスク要因となりうることが報告されているのreferenceが入ってましたので、それだけ拾っておきます。

それよりも、Obesityって「まんま」の名前のJournalがあることに驚いた。

Dietz W, Santos‐Burgoa C. Obesity and its implications for COVID‐19 mortality. Obesity. 2020;28:1005‐1005.
Schoen K, Horvat N, Guerreiro NF, de Castro I, de Giassi KS. Spectrum of clinical and radiographic findings in patients with diagnosis of H1N1 and correlation with clinical severity. BMC Infect Dis. 2019;19(1):964.
Simonnet A, Chetboun M, Poissy J, et al. High prevalence of obesity in severe acute respiratory syndrome coronavirus‐2 (SARS‐CoV‐2) requiring invasive mechanical ventilation. Obesity. 2020;28:1195‐1199. 10.1002/oby.22831

[テレビ、特に民放の場合は視聴率ありきなので、過激な発言をする人を好んで採用する傾向があります。 必ずしも正しいこと、最新の知識や、豊かな経験値をもった人を採用せず、過激なことをいう『専門家崩れ』を登場させるケースも多く見られます。そしてその『専門家崩れ』は、自分は専門家崩れだとは名乗りません。この10年、救急指定病院で救急車のエマージェンシー対応を1例もしていなくても偉そうにコロナについて語ってます。 病棟で人工呼吸器の設定の仕方なんか10年前にやったきりなのに、偉そうにコロナについて語ってます。]

[はたまた、クリニックレベル(無床診療所)で見ているのは、たかだか、コロナ診療の最初の入り口にすぎません。この部分しか見ていなくて、その後の入院後の姿、入院後の実態を全く知らないのに、現場の人間のようにペラペラテレビで語るコメンテーターも多く存在するようです。]