11907. 不活化ワクチンでは細胞性免疫は付きません。

アジュバントで特別にCpG核酸を使うなどすれば、改良の余地はあると基礎研究レベルでは言われてます。

しかし、普通の不活化ワクチンが、水酸化アルミニウムベースのアジュバントを使っている限り、Th2優位で「抗体」だけが作られる。

抗体だけでも重症化阻止効果はあるけど、ウイルス感染細胞を積極的に除去しに行く細胞性免疫をつけた方が、重症化阻止効果はより高い。mRNAワクチンとアストラゼネカが誘導する免疫が不活化ワクチンよりも強い理由の1つ。

なぜ、細胞性免疫が不活化ワクチンでは作れないか?

それは、キラーT細胞に提示される抗原ペプチドは、細胞「内」で合成されたタンパク質を切り崩して作られるからです。

外からいくらタンパク質を与えても、その経路には乗らないとされています。

ノババックスが特許を持っていて、今回のCOVID-19ワクチンでお目見えするサポニン系の新規アジュバント が、もしかすると細胞性免疫をつける・つけないの議論が話をややこしくしてますが、シノバック・シノファームは、そんなエレガントなモノを使ってない旧式の技術の応用なのだから、細胞性免疫は不活化ワクチンでは付与出来ないという「昔の免疫学の常識」が、今でも通用するはずです。

「いいな」さんで免疫を勉強した気になってる人は、根本から間違っているから、後から何を説明しても、もう正しく理解できない頭になっている。

これを抗原原罪と言う←わけではないが・・・彼の罪は重いと思う今日この頃。