11821. 呼吸器内科医先生の論文解説(ソトロビマブ)

グラクソのモノクローナル抗体は、単体でも変異に強いのは、なぜか?

https://jp.gsk.com/jp/media/press-releases/2021/20210906_sotrovimab/

N343(変異が起きにくいところ、RBDのコアではないところ)を標的としているため。

抗体のモトとなるCDR配列は、2003年に元祖SARS-1に感染して生還した人から得たもの。いわゆるスーパー抗体に相当します。コロナウイルス全般で共通している(保存されている)ところを標的にしている万能タイプ。

2種類の抗体は、人工抗体に加えた変異の違いによるもの。

N-7832の方は、FcgIIIa レセプターに対する結合が強くしてありました。ナチュラルキラー細胞に発現するFcγRIIIaは抗体医薬品の抗体 依存性細胞傷害(ADCC)活性の発揮において主要な役割を果たしているので、いわゆるミサイル抗体に近づけてあるようですが、ソトロビマブとして治験で生き残ったのは、N-7831の方だった。

ちなみに、N343の変異は既にこの世に存在はする。(が数は少ない)

糖鎖が認識だとすると、T345I変異でも逃避が可能かもしれない。(が数は少ない)

マウスの体重減少が少ない=抗体が効果を示しているの意味。