11703. 噴霧型はウイルスベクター

三重大は不活化では、ありません。

粘膜の細胞から分泌される二量体IgAがあると、自分の感染防御に役立つだけでなく、そこから他人に飛び散る時に感染をブロックしてくれる遮断効果が高いです。

ウイルスベクターは各社「特許」の関係で、別々のウイルスを使っていますが、日本はこの分野に強いので、三重大だけでなく数社が競争で開発しています。上梓するまでの体力がある会社にはAMEDが支援を入れて実用化にむけて臨床試験に入っているところもあります。

メリットは、注射でないので、子供が痛くないこと。迷走神経反射の心配はありません。

おそらくアナフィラキシ〜ショックもない。

ウイルスベクターは丈夫なんで、冷凍庫のない途上国にも届けられます。

細胞性免疫もバッチリ出来ます。ついでに血液中にigGも出来ます。

デメリットは、ウイルスベクタータイプは1回しか使えません。中身が変わっても外のベクターが同じ種類のものは使えないんです。私がアストラ2回うち をバカバカバーカ!と言ってるのと同じです。

実は、自然感染でも1回と計算されるので、普段から風邪をよく引いてる人には効果が薄い可能性はあります。(インフルエンザの噴霧型が広まらないのは、そのせいです、)

もう1つのデメリットは、注射器の代わりになる噴霧器が使い捨てにしてはお値段が高いことです。数百円は原価が上乗せされてしまうので、途上国に出すメリットを相殺されてしまう。

私、1年前に株やってる人には、注射器や針のメーカーを買っておくように言いました。テルモとかニブロとか・・・少しは儲かりましたかね?(自分では株はやらないですけど)

変異株に対する問題は、これでも他と同様にありますけどね。

ウイルスベクターは、改変に一手間かかるけど、結局、一番の律速は「臨床試験」なので、多人数を一挙に集めるフレームを持っているメガファーマが、先を走ることになりました。

筋注のmRNAワクチンが作る血液中のIgAと、分泌型の二量体IgAでは、感染伝搬阻止能力の違いが大きく期待できると主張できるのは、壮大な社会実験で無症状ベレークスルー感染者が感染を広げることが、アメリカで見えてきてるからだと思います。

後発でも粘ればニーズがある程度に、社会のウイルスがmRNAワクチンで駆逐されなかったことを、喜ぶべきか、悲しむべきか。

ウイルスベクター推しの悪魔は、素直に喜んでおきます・・・・(だから悪魔なんだよ、悪いか!)

インフルエンザウイルスの噴霧型は「生ワクチン」です、不活化ではありません、ご注意ください。

フルミストは、鼻腔に噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。 4種の弱毒化させたインフルエンザウイルスを鼻腔内に投与することで、インフルエンザ疑似感染状態をつくり免疫を得ます。 不活化ワクチンで得られる血液の抗体に加え、ウイルスの侵入口である鼻腔局所の免疫も得られるため、発病予防効果がより高くなるとされています。

不活化ワクチンの経鼻型はBIKENが狙っていますが、アジュバント が難しく、まだ実用化に至っていません。

シオノギと東大医科研のは、「カチオン性ナノゲル」を使う。ウイルスベクターではありません。