11600. 私が習った免疫学では

自然免疫innate immunity 代表的なのはインターフェロン応答だが、これは子供の方が強く、自然免疫で「闇雲に、広範囲に」反応しつつ、個別に病原体を覚え込み獲得免疫を学習しながら成長し、大人は抗体や細胞性免疫で反応するようになる。次第に老化とともにインターフェロン応答は弱くなっていく一方で、大人は何度も感染を繰り返すうちにB細胞に変異が入り、同じ種族でも別のウイルスにも対応可能な「broad」な抗体を持つように進化する。

「いいな」氏は、SARS-COV-2はインターフェロン応答を無効化するorf6の存在にやっと今頃気付いたようだが、その働きは完璧ではないので、新型コロナであっても、小児は相変わらずインターフェロン応答でウイルスを排除して、未発症・重症化しないでいると考えられている。

以前、熱が2回出る芸能人の例を取り上げたが、1回目の熱がインターフェロン応答で、PCRはこの最初の時点では陰性、その後、インターフェロン応答で排除しきれなえれば発症・PCR陽性になる。(PCR陰性だったからと仕事に出歩き、広げてしまうことが芸能界では起きている)

9611. 熱は2回出ることがあります

9699. やはり熱は2回でる

9955. やはり熱は2回出るようだ

コロナウイルスはRNAウイルスにしては珍しく修復酵素を持ってて、変異しにくくなっているとは言っても、これだけ感染者がいれば少しずつ変異するように、ウイルスの持っているタンパク質の働きもまた、宿主との鬩ぎ合いの中にいるのだと、理解されたい。

人によって、不顕性や真実の軽症で終わるか、重症化するかは、その人の持つ免疫の状態と、取り込んだウイルス(変異・量・感染ルート)によって、変わってくる。

取り込むウイルスの量を減らすことは、どんな免疫状態であろうとも、確実にできる有効な対策です。