11448. 裁判ってのは

なまものなのだ。

余命事件の裁判は、全く同じ訴状で960人を10人単位で訴えている。2チームが別個に訴えているので、判決は200通りある。(まだすべては出揃ってはいない)

賠償金額は0円から30万円プラス弁護士費用の満額回答まで、様々です。(中央値は10万円ぐらい)

匿名のアカウントを原告とする「名誉毀損裁判のための発信者情報開示請求訴訟」でも、被告&原告のパターンによって、判決は多岐に渡るでしょう。

1つの裁判で通ったからと言って、誰にでも当てはまることはない。条件は様々だから。

例えば原告がペンネーム「借金玉」氏と、@sekkai (実名不詳)と実名の峰宗太郎@minesohだけでも、3パターンに大きく分けられる。それぞれに、どんな判決になるのか?に私個人の興味は尽きない。

何しろ、このネット関係の分野は、日に日に法的な解釈が変わっていく過渡期にあり、私は「判例」が確定し、法の解釈がどの程度に一般化するか?を見極めたいのです。

私が知る限りで、「発信者情報開示請求」を同じ余命3代目個人に向けて放った二人の弁護士(実名)が原告の裁判でも、判決は異なった。

一人は即時勝訴(東京地裁)、一人は第一審で負けて、控訴(大阪高裁)まで行ってやっと勝った。実は名誉毀損の被害としては負けた方が何度も何度も大きかったにもかかわらず。

すべては「その時の訴状の書き方 (同じ事実でも摘示の仕方によって印象が異なる)」と裁判官の判断次第で、個性が出るものです。