11293. ラムダさん=C.37

このNEJMの論文February 2 through May 1, 2021は 後半はラムダとガンマ(ブラジル型)が感染者の半半を占めていたようだ。

Infectivity and immune escape of the new SARS-CoV-2 variant of interest Lambda

lineage A (reference sequence), 武漢型

lineage B (D614G), 欧米型(東京埼玉型)

lineage B.1.1.7 (Δ69-70, Δ144, N501Y, A570D, D614G, P681H, T716I, S982A, D1118H), イギリス型(大阪型)

lineage P.1 (L18F, T20N, P26S, D138Y, R190S, K417T, E484K, N501Y, D614G, H655Y, T1027I) (ブラジル型)

lineage C.37 (G75V, T76I, Δ246-252, L452Q, F490S, D614G, T859N).(チリ株 ラムダ)

Infectivity and immune escape of the new SARS-CoV-2 variant of interest Lambda

neutralization was decreased by 3.05-fold for the Lambda variant while it was 2.33-fold for the Gamma variant and 2.03-fold for the Alpha variant.

チリで使われたワクチン血清は、武漢型に比べてブラジル型に2.33倍、イギリス型に2.03倍、チリ型に3.05倍効果が薄くなる。

これだけなら、あまりワクチン効果に差があるようには実は見えない。(相変わらずの個体差のデカさのため)

問題はこっちかも知れない。感染力がアップして見えるのよね。(なぜからスクショが貼れません)

でも、グラフ(うまく貼れない)から見て、半々だったはずのラムダが旧来のブラジル型に現在は押し戻されている。

とりあえず、感染研はラムダ株(チリ型)の扱いをデルタ株(インド型)と同等にはしない判断のようです。

時間の経過とともに、抗体のパワーが下がっていくからね。NEJMの数字以上には絶対にならないわけです。

論文至上主義の怖いところは、こういう時。リアルの方が進むのが速すぎる。

Fig.2Bの真ん中の赤い点線はワクチンしてない人よりも、1回だけワクチンしてる人(オレンジの点線)の方が多く見えるって点が「おや」ってことですが↓ 理由が「1回ワクチンする前に感染してたかも知れない」って言われても、なんか差が開きすぎてる気はする。1回ワクチンしただけでは足らない、むしろ絶対量の足らない抗体が悪さをしてて、それが2回目を打てば強力に防御できるようになる、だから、1回ワクチンしただけ程度にまで抗体が下がる頃が危険、と私の目には読めてしまう。

感染者が増えてきたら、国レベルでロックダウンを行うなどの政策が感染を減らすこともありますので、疫学調査は難しいですね。イスラエルでのmRNAワクチンの流行阻止能ってのも、ロックダウン込みの効果と言われてます。

とりあえず私は「不活化ワクチン」の国と、「mRNAワクチン」の国を混ぜて議論するのは避けたいです。

不活化ワクチンで見られることは、mRNAワクチンの先行現象として見る。

だけど、それがそのままmRNAに当てはまるとは限らない。あてはまらないことを祈りつつ、当てハマるとしたらどうしたらいいか?を考える。それが「対岸の火事」を見る正しい態度だと思います。

論文は「過去」を確定させるもの。

未来は「論文」には書いてない。

こんなにリアルタイムの統計が「注目を集める」って、今まで無かったなぁ。

免疫逃避株は感染力を多少は犠牲にする事はあっても、すぐにそれを盛り返す新しいチューニング株が生まれる勢いだからなー

ウイルスが感染力を増すには弱毒化する必要があると言う人はよくいるが、この話は科学者には嘲笑されてしまう。ウイルスにそう仕向ける進化上の圧力はほとんどないからだ。ウイルスは、感染した人が死んでしまうよりずっと前に、すでに次の人にとりついている。そして、ウイルスを一番拡散しがちな人たち(つまり若者)は、あまり症状が重くならない。

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-57710818

BBC newsでも「宮沢さんが言ってるような事」は一笑に付されている。