11274. 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に関する解決するべき問い

これは宮沢さんが田中さんと連名で、アンチエイジング学会のシンポジウムに出した演題名です。

なかなか良いタイトルですよね。

「今、何が分かっていて、何が分かっていないのか?」一度整理する必要があると思われるそうなのですが本講演では、なぜかK値を話されたのだとか。

ですから、以 下の項目について何が分かっていないのか、悪魔が勝手に解説しマス。

1)主要な感染門戸はどこで主要な感染経路は何なのか?

飛沫感染>近距離のエアロゾル感染>接触感染でしょう。まずは会話の際にはマスクを。長時間密閉の狭い空間では距離に意味がなくなることもあります。

2) リアルタイム PCR で正確なウイルス数がわかるのか?

検体中のウイルス量わかりますけど、感染性まではわかりません。

検体採取に失敗すると正確ではなくなり、偽陰性が出ます。

3)全ウイルス粒子の中で感染性ウイルス粒子の割合はどれく らいなのか?

培養細胞から取ったウイルスの場合、大体PCRで計算するコピー数の10分の一から100分の一が生きています。回収するタイミングが後ろにズレると1000分の1になることもあります。

4)感染に必要なウイルス粒子数はどれほどなのか?

500個ぐらいと言われてます。イギリス型ではもっと少なくても済むでしょう。

8424. 1000個か10個か

8854. 50個で感染する

5)不完全干渉粒子(DIP)の実態は何なのか?

インフルエンザなどでは DIはインターフェロン産生を促すと言われてます。

6) DIP は病態に関わっているのか?

関わってないでしょう。(根拠は特にありません)

7)重症患者や回復期の患者はどれほどの感染性ウイルス粒子を排出しているのか?

Ct値が35以上になるとウイルス分離はほぼ、不可能になります。

8)糞便中のウイルスは感染性をもっているのか?

症状がある初期の頃なら感染性を持っているでしょう。回復期から後はCt値が低い場合は感染性を疑っても良いですが。

9)PCR 検査陰性で腸管内にウイルスが持続感染している人はどれ ほどいるのか?

日数は1ヶ月ぐらいかかりますが最終的にはPCR陰性になることは初期に報告があります。

10)持続感染している人がワクチンを接種した場合、ウイルス増殖を活性化するのか?

そもそも、持続感染がメジャーではない。

Long-COVIDの原因が持続感染ではない(肺の線維化や、脳細胞の死滅の影響の場合が多い)場合、ワウチンでは効果はない。リハビリが必要。戻らないこともある。

long-CoVidの慢性疲労症候群のような症状の人にワクチンをした場合、細胞の活性化によって叩き起こされるレトロウイルスとは異なり、むしろ、良いワクチンによっては稀な脳への持続感染?らしきものがeradicateされることもあり、LongCOVIDにワクチンが効いたという説もあります。

10247. 免疫状態は千差万別

11)ワクチ ンの標的タンパク質は S が最適なのか?

はい、これは断言できます。

Sに対する抗体以外に感染防御には役立つものはありません。

12)新型コロナウイルスに対する中和抗体が、変異株や他のコロナウイル スの感染を増強させることはあるのか?

中和抗体であっても濃度が低くなってくるとFcレセプター依存性に感染増強は起きる可能性はありますが、それはデング熱ほどの意味は持ちません。なぜなら、デングウイルスとは異なり、新型コロナウイルスはマクロファージで感染のライフサイクルは回らないからです。

でも、新型コロナ特有の感染増強抗体はあります。ワクチン接種してない人で増強抗体を持つ人の割合は少ないけどmRNAワクチン接種で増強抗体も作られてしまいます。変異ウイルスの中和抗体からの回避の程度によっては感染増強は起きます。

だから私は、ワクチンしてもマスクを忘れずにと言い続けています。抗体値が下がってきた頃に変異ウイルスに感染するのは怖いので。

10942. 感染増強抗体(の一部)

宮沢さんはこれらの問いにどんな答えを見出してたのでしょうか?

SIP2-3

COVID 19 から学んだこと

○岩田健太郎 神戸大学大学院医学研究科感染治療学

6 月の段階で何をしゃべることができるか、何をしゃべるべきか全く予見できません。本番にご期待ください。(2/18 時点 )

でイワケン先生が何を話されたのかしら?