10919. たとえ「宮坂先生」であっても

違うものは違うと言ってしまうのが「悪魔の提唱」です。

宮坂先生のfacebookの記事で、横浜市立大学のデータについて触れている。

決してスパイク蛋白質に対してだけ抗体ができるのではありません。出来てきた抗体にはスパイク蛋白質の機能を阻害する中和抗体もありますが、他にもウイルスに直接結合して溶かしてしまうようなミサイル様抗体や、ウイルスが食細胞に食べられて排除されるのを促進する抗体もあります。つまり中和抗体は抗ウイルス免疫のほんの一部であり、これに加えて、体内のT細胞も種々のウイルス蛋白質を認識、排除する能力があります。

ミサイル様抗体? それがどれだけの比率だと?

食細胞に食べられて排除を促進する抗体、これは悪玉抗体になることもありますよ。(詳しいことは言いませんけど、食細胞の動員はサイトカインストームの原因となりえます。)

(1)ウイルス防御においては中和抗体がすべてではないこと、(2)中和抗体が低くても、多種類の防御的な抗体が存在している可能性があること、(3)抗体以外にT細胞もウイルス防御に重要な役割を果たすこと、(4)疑似ウイルスを用いた解析法ではウイルス防御反応の一部だけを見ていること、以上です。

https://www.facebook.com/masayuki.miyasaka.9/posts/3846984905424937

(1)ウイルス防御においては「中和抗体」が占める割合は高いです。

(2)多種類の防御的な抗体が存在している可能性の寄与度は不明です

(3)T細胞がウイルス防御に果たしている役割も、私の眼には大きくは見えてません。

感染細胞を作らないようにするのが中和抗体、感染細胞が出来てしまってから慌てて飛んでくるのがT細胞。細胞傷害性T細胞は、文字通り細胞を痛めつける作用があります。その対象が肺のガス交換に寄与する細胞なわけですが。

(4)については、その通りです。