10888. 和歌山県知事から世田谷区へ

的を射た苦言。

 次に、よくテレビなどで、PCR検査をある集団全員に実施して感染者を発見せよというようなことを言う専門家と称する人がいます。また、時々どこかの行政のトップや学者が、高齢者福祉施設など特定の施設に全員PCR検査をして陽性者を入れないようにすべきだと力説することもあります。保健所などの体制に余裕があり、感染者も少ない状況なら、こういうことも意味がありますが、現実にはあまり褒められたものではありません。

 何故ならば、第1にコロナはPCR検査で陰性を確認されても、その直後、陽性者と接触すれば感染するからです。だから、本当は毎日のように検査をやり続けなければなりません。

 第2に、PCR検査は、その次のアクションのためにするもので、調査員が調査結果についてのレポートを作るようなものではありません。陽性者から行動履歴を聞き、その相手に検査をかけ、入院その他の世話をきちんとしないといけないのです。ところが大抵の場合、これをやっている保健所は崩壊寸前に忙しいのですから、このような新しい検査もやれと言っても、それに伴うフォローができるでしょうか。

 第3に、こういうことを言う人は、本来保健所が行う積極的疫学調査をきちんとしなければならないということを忘れています。本来の義務も果たせないで、こういう一斉検査みたいなことにマンパワーを使っているのはどうでしょうか。何故ならマンパワーに限りがあるとき大事なのは、より効果のあるところから処理していくことです。陽性者の濃厚接触者という感染しているリスクが高い人のフォローをなおざりにして、感染している人がいるかどうかよくわからない人がいっぱいいる施設の検査などに限られたマンパワーを向けるというのはどうなのでしょう。余り言いたくはありませんが、施設検査を唱えている世田谷区は、都内の新聞によると東京都23区内でコロナ感染者数が最も多くなっています。想像できるのは、施設はしょっちゅう検査をして守っているけれど、その分保健所のマンパワーが市中で判明した陽性者のフォローにかけられなくなって、基本的な積極的疫学調査がおろそかになっているからではありますまいか。

だって世田谷区の目的は税金4億円をテカンジャパンに流すことだもん。

ワクチン利権だの、メルクの新薬の利権だの言う人が、なぜか絶対にPCR利権にだけは触れない不思議。

10818. 和歌山県知事から広島へ