10843. 良い抗体悪い抗体

解説しておきたい。

良い抗体が悪い抗体に化けることがあります。

中和抗体を、Fcレセプターを持ってる細胞に対して作用させる場合、その濃度が十分でない場合、むしろ増強活性の方が強く出る場合があります。

増強抗体と呼ばれるものは、中和能がなく、増強活性だけあるものです。

今、ワクチン接種後の抗体値が、どこまで、いつ、下がるかは観察中です。

だから、「誰にも分からない」のが正解です。

ウイルスが抗体逃避変異することも、わかってますし。

感染増強抗体によるADEによって、二度目の感染がひどくなるパターンをとるウイルスで有名なのが、デング熱です。大体、血清の中和活性が80倍ぐらいの人が、2回目に感染するとデング出血熱になる可能性が高いと言われています。(それ以上中和高ければ安全、一方で、抗体が全くなくてもセーフ)

このADE活性を測定するのに、使われるのがK562などの「特別な」細胞です。(普段はVero細胞を使ってても)

しかし、SARS-CoV-2はK562には感染しないので、今のところADE活性を正確に測定することが出来てません。

宮沢さんが言うほどに、ADEが生じるとは私が思わないのは、デングウイルスはFcレセプターを持つマクロファージでの増殖が主体だけど、SARS-CoV-2の場合は、マクロファージへの感染は主ではないことが理由です。

それから、猫コロナほどのADE活性のある抗体の存在も、SARS-CoV-2では(まだ)知られてません。

でも、「ADEが生じるはずがない」と言い切る、峰&Takaさんらセールスマンの言葉を鵜呑みにも私は出来ません。

正確に判断するには「イスラエルやイギリス、アメリカ、カナダの半年後をみる」しかないのです。

そして、私が宮沢さんのように「真実を知ってしまったから」と言ってオエオエ泣かないのは、ADEがあるとしても、「マスクをして三密を避けて感染を防げば」いいことも知っているからです。

この件については、いくら宮沢さんがデマ屋だとしても、あまり「笑いのネタ」として扱って欲しくはありません。

AnoSciさんよりもずっと前から、ずっと精力的に「アンチ宮沢」だった悪魔の願いです。どうか、わかってください。

K値とうん値は逝ってよし。
宮沢さんのデマは、他にもいっぱいあるから、彼がデマ屋であることには異論はない。

5Gだの、ファイザー利権だの、磁石がくっつくだの、足が爆発するだの、そんなものはデマです。

血栓症の頻度を高めに言うのはミスリードですし、血管の奇形による死亡例をワクチンのせいだと言うのも、ミスリードだと思います。

でも、ADEの懸念については、まだ、「未確認」なので、高いか低いかは、個人の見解の相違に過ぎません。

だから、この件で宮沢さんをデマッターと言うのは私は避けたいです。科学的な議論をしたいので。

この罪は、宮沢にもある。自粛は必要ないと言い、リアル帰省を促した。