10757. Ct値を見れば分かる

臨床医に返される検査結果は「陽性」としか書いてないですけど、現場は、個別の検体のCt値を掴んでいます。

Ct値は検体中のウイルス量を把握できます。もちろん、検体採取のうまい下手、感染後の日数によっても、検体の種類によっても大きく変動はしますから、検体の1つや2つでは意味がありません。

しかし、行政検査で何十何百と検体を毎日扱っていれば、Ct値が全体で低くなってきた傾向や、たまに飛び抜けて低いやつが出てくることはわかります。

(Ct値は低いほうがウイルス量が高いことは、グーグル先生に聞けばわかります)

検体の中のウイルス量が多いということは、他人に伝達しやすい可能性と、本人が重症化しやすい可能性の2つがあります。

イギリス株(N501Y)は、その名の通りイギリスから年末に入ってきましたが、大阪でマジョリティになるのに約2ヶ月かかっています。その間に、感染研へ地方衛生検査所から、イレギュラーなCt値のものやクラスターに属するものやらが送られ、全ゲノム配列を次世代シーケンサーで読むことで、英国型・ブラジル型・南アフリカ型を見分けてて、イギリス型の方がウイルス量が多いことは、日本のE484K単独株との比較においても現場では確認が取れることなのです。

(倉持・川上チームが「新しい変異」と言って騒ぐ前に、感染研はすでに90株ほどのE484K単独R.1.系統を把握してました。)

そこからN501Yのクラスターの広がりやすさをE484Kのものと比較は可能だったと思います。

倉持先生が「新しい変異」と発表したのが3月11日
感染研がHPにR.1.系統(当時はB.1.1.316と呼ばれてました)を書いたのが、2月19日。

科学者なら、「既報」があるかないかを調べるのは当然の義務なのに、それを怠る川上先生。本業の金魚では素晴らしい業績を持っておられるのに、SARS-CoV-2は手抜き(おざなり)だとよくわかります。

コロラド氏がE484Kは見過ごされていると感染研を盛大にdisった記事をハーバーにあげたのが4月9日。

感染研はイギリスからも当然、情報は入ります。National Institute 同士の連絡がないとか、WHOの会議に感染研のメンバーが呼ばれないとか、一体どういう想像してるんですか?と聞きたいくらいです。

BMJ 2021;372:n579より

論文も今では出てますが、論文公開の前からお互いに「公衆衛生上、必要な情報は」priorityを争うことなく交換されています。今は非常時ですから。

現場がやってることの全てを何処かに掲載するなんてことは、普通の会社だろうが、やりません。だって、相手が理解出来るとは思えませんから労力の無駄です。(上の図の読み方も、川上先生か牧田先生に教えてもらえばいい。)

10655. 界隈(爆)2

私は、川上先生はなぜ臨床検体を自分で扱っていながら察知できないのか?の方が大きな疑問でした。

おそらく扱った検体数が微弱だったのでしょう。俯瞰して物事を判断できるほどの検体数がなければ、見誤ることはあります。(この現象をサンプリングバイアスと科学的には言います。)

実務者が、最小コストで最大の成果を上げるための戦略を練るのは当然です。特に今、現場はパツンパツンの状態で回してます。

10618. 感染研方式を倉持が採用!

東京のE484Kが大阪のN501Yに置き換わった事実が明らかになった状態でも、感染研がヤマカンでN501Yと言ってたと粘る、そのセンスの悪さはどこから来るんでしょうね。

お手上げですわ。

10754. 論点をずらすじゅんちゃん にも追記してます。

10670. コメント(2021/4/30)

いずれはN501Yで東京が沈む時に、必ずコロラド氏の暴言を暴くと決めて全てを記録して来たのだから。