10576. 通報先生へ

悪魔で私見です。E484KとN501Yの合流はかなり先だと思います。基本的にはE484K単独R.1系統が駆逐され、N501Y単独(大阪株)に置き換わるだけです。そこにE484Kが上乗せされる未来はあります。

10504. イギリス株のその先

が、その時期は実は人の行動次第で遠くできると私は計算しています。理由を以下に述べます。

E484K単独R.1系統は東京から宮城に飛びましたが、年末年始の時と同じ程度に制御可能でした。

また、大阪からN501Yは東京へ輸出されましたが、逆方向の東京から大阪へのR.1の輸出は起きてません。

感染者の数は検査と報告の自治体間の基準の違いや、重症者のカウントの方法の違いなどがあって完全に同列に比較は出来ないのかもしれませんが、現場の悲鳴から考えて、E484KはN501Yよりもずっと大人しい印象です。

世界各地でE484Kは出ては消えしてます。宮沢さんの肩を持つわけではありませんが、一般的に免疫逃避株は無理がかかるのでレセプター結合能力を若干捨ててる傾向があります。少なくともE484KはN501Yのように明確に感染力が上がると言われてはいません。ただ、ワクチンした人はN501Yは逃げられても、E484Kからは逃げられない(正確に言えば逃げにくい)。宮川先生のように軽くて済む場合もあれば、抗体が下がってくるタイミングであればADEによって、かえってウイルス量が多くなる例もあり得るというものですが、日本のようにワクチンもなければ感染の既往もない人ばかりの場合は、E484Kは純粋に増殖力では劣る「弱毒株」に見える可能性があります。(私は第四波の立ち上がりが東京の方が緩やかに見えるのは、そのせいだと思っています。もちろん、2週間の延長の効果もあります。)

宮城の場合、この弱毒株が先に入って、N501Yが入ってくるタイミングで皆さん「自粛」したことによって、東京よりも明確にN501Yの襲来を食い止められる可能性があります。

ここからが結論です。

アストラゼネカもファイザーも、どちらもE484Kに対しては効果が劣る。でも、完全にゼロでは無い。ですから、ワクチン接種して2週間後ぐらいの時点では、N501Y+E484Kに対しても効果はあると私は思います。人の行動によって変えられる未来の1つは、ワクチン接種が進むことです。

2つ目に大事なことは、ワクチンをした人も抗体値が落ちてくる時がくるので、マスクをして物理的防御を免疫の上に重ねて「2枚の盾」の意識を持つことです。これは欧米人には無理、でも日本人なら出来るミラクル。

3つ目、変異はウイルスの増殖がなければ入りませんので、N501Y株をしっかり制御することでE484Kが上乗せされる未来を先送りすることが出来ます。日本はなんだかんだ言っても、医療崩壊がアナウンスされれば人は「自衛」に走る。私はこの道を通れるといいと思っています。一の理由から特にファイザーのワクチンが底をつくまでは、医療崩壊させずに、なんとかワクチン接種の時間を稼ぐ。

まだ希望はあると思います。

ある一定の集団は、自分の身にふりかからないとわからない人はいます。一度目に軽く暴露されても、「こんなもん、大したことないよ」と、正常バイアスにかかった人ほど危険ですが、それを味わう人が多少は出てくるように思います。口コミで「感染しても何もしては貰えない」と大阪のことが東京に知れ渡るアナウンス効果に期待します。

大阪の先生方には、京都の猫が多大なるご迷惑をおかけしておりますことを心からお詫び申し上げます。

彼は朝野先生の話を聞かずに、K値guysの話を聞いてました。

最後に。

埼玉・千葉にはブラジル株、岐阜には南アフリカ株が入りました。これらはN501YにE484Kを併せ持つ株ですが、ドミナントになってくる気配は今のところありません。入った集団が「closed community」だったのかもしれませんが、少し意外な感じです。従来の対策(飛沫感染対策)がN501Y+E484Kなら有効、N501Y単独はさらに空気感染寄りなのでしょうか? N501Yを封じようと必死に対策すれば、E484Kと合流する未来を遠くできることの良い例のようにも思います。

以上は、悪魔で個人の勘に頼った私見です。