10565. 人を見る目が優れちゃってる6

理系先生はズグアルド先生ほどのガチプロでは無いようだ。

中和活性って、どうやって測定するのかが疑問・・・

ただのRBD抗体ってことかな?

PCRはなるべく感度を上げるために、Nタンパク質をコードする領域を使います。なぜなら、そこのRNA量が一番多いからです。(ゲノムは1本だけどmRNAがNをコードするものがたくさん感染細胞内にはあるので)

抗原検出簡易法の場合もNタンパク質に対する抗体でNタンパク質を拾うのも、同じ理由です。

一方で、抗体を検出する場合、風邪のコロナに対する抗体とSARS-CoV-2に対する抗体を見分けなければなりません。

メーカーによって、何を貼り付けてるかは異なりますが、一般的にSタンパク質の方がウイルスの間の保存性が低いので、良心的なメーカーはSをターゲットにします。

パチモンはNを使ってることが多いです。

ウイルス表面からは見えないNに対する抗体は中和活性を持ちません。将来的に中和抗体を測定することを見越していたら、Sをターゲットに作るはずです。

ちなみに。

Sに対する抗体の全てが中和活性を持つとは限りません。一部、悪玉抗体(感染増強抗体)を作る場合もあります。ADEは中和抗体が減った場合と悪玉抗体が出来た場合、中和抗体との総和で決まります。

10294. 結合抗体と中和抗体の総和でADEは決まる

10570. 宮川絢子先生にフォローいただきました