10468. 国産ワクチン

については、アメリカでワクチンの審査をやってた石井健先生の特集があったので、引用しておきます。

 第一三共が東京大学医科学研究所と開発したワクチンはmRNAワクチンです。ただし、ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンとは異なり、Sたんぱく質全体ではなく、Sたんぱく質のうちヒトの細胞に結合する部位のみのmRNAを使っています。

 ファイザー社製や、審査中のモデルナ製のmRNAワクチンは、副反応が強いことがわかっています。その一因として、もともとRNAは自然免疫の段階で強い反応を起こすためだと考えられています(自然免疫の反応については連載第1回をお読み下さい)。加えて、免疫賦活剤(アジュバント)などにより、さらに自然免疫が活性化されると考えられています。

 第一三共ワクチンを共同開発した東大医科研の石井健教授によると、同社ワクチンは、ワクチンの精製過程を工夫し、新型コロナウイルスとは直接的には関係のない自然免疫を引き起こす物質を除去してあるそうです。マウスの実験では、副反応の原因となるたんぱく質の産生を抑えられている可能例があるそうです。

 KMバイオロジクス社が東大医科研などと共同開発したワクチンは、増殖能力を無くし、無毒化したウイルスを使う不活化ワクチンです。不活化ワクチンは、インフルエンザワクチンなどでも使われており、長期的にみても大きな副反応の無いことがわかっています。

 このワクチンの開発に携わった東大医科研の河岡義裕教授によると、mRNAワクチンや組み換えたんぱくワクチン、DNAワクチンは、新型コロナウイルスのSたんぱく質に対する抗体しか作らないのに対し、不活化ワクチンは新型コロナウイルスの全粒子を使っているので、Sたんぱく質以外のたんぱく質に対しても抗体を作り、より多様な抗体が作られると期待できるそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/34c0480da0f79ee71a972b5ad86472247cf1ed4f?page=3

どーでもいいことですけど、今やチョンマゲ先生としては古瀬先生の方が有名ですけど、石井先生も昔はチョンマゲでした。ドッペルさんの二人目かもしれません(謎)

いろいろなパターンのワクチンが作られるのは、mRNA以外の既存の戦術が「工場」を持ってる会社にとっては作りやすいことが挙げられますが、mRNAワクチンが新技術故に何か将来、不具合がわかった時に代替手段を用意しておく意味もあります。