10341. イベルメクチンの次は向精神薬フルボキサミン

すでに治験をAMEDから公的資金を得て開始してしまったイベルメクチンは、北里の治験が終わるまで申請すらできない状態にあるので、いずれは、こちらの方に大衆の関心はシフトして行く可能性がある。

日本の場合、アメリカのFDAがCOVID-19に対して認めたものは「緊急承認」の道が開けているので、アメリカ次第のところがある。(南アメリカ諸国はそこまでの信用がない。)

おそらく次の新潮あたりでの話題は、こっちになるのではなかろうか。

北里と千葉大、どっちが先に治験を完結させられるだろうか?

アビガンはちゃんとやったよ。もっと患者が少ない頃に。

抗ウイルス薬の開発は、抗菌剤や駆虫薬よりもはるかに難しい。それはウイルスは「生物」ではないからだ。

生物である宿主の機能を自らのためだけに振り向けるように仕組み、宿主の機能をフル稼働させて自らの子孫を生み出す工場として使う。だから、抗ウイルス薬は副作用のために断念せざるを得なくなるアビガンや、効き目の弱いものなど使い勝手の悪いものが最初に出てくることになる。HIVの薬やHCVの薬が本当の意味で使い物になるようになるのに、どれだけの薬が出ては消えたのか、お勉強好きの素人様はご存知だろうか?

10335. 駆虫薬がウイルスに効くには、同じ容量では足りない可能性

特にRNAウイルスは進化速度がはやい。日本の誇る抗HIV薬の開発者満屋先生が最初に作ったAZTなどは既に耐性ウイルスが多くなってるし、副作用のために使われなくなった薬も多い。

新型コロナが世に出て一年、抗ウイルス薬の多くは、抗インフルエンザ薬や他の薬の「流用=目的外使用」である。

この場合、何が問題になるかと言えば、「どれだけの量を飲んだら必要な効果を得られるか」はわからないこと。必要な量まで増やしたら、副作用が強くなって使えないことになったヒドロキシクロロキンのことからわかるように、これまで安全に使えていたはずの薬が突如として毒薬になることがあるのは、飲み過ぎた場合。1回で終わったはずの駆虫薬を15日に1回づつを何ヶ月も飲み続けたら蓄積毒(長期j服用による副作用)が出る場合もある。抗HIV薬の場合、脂質代謝異常や腎機能障害が出て使えなくなった薬がある。

一方で、駆虫薬として安全な量、例えばイベルメクチンであれば、3mg 4錠、1回の使用では抗ウイルス薬としての効果が半端である場合、RNAウイルスは易々と耐性を獲得する。

10315. イベルメクチン耐性

イベルメクチンの場合、何より私が気になっているのはインポーチンという宿主の免疫にスイッチを入れるのに極めて重要な細胞内分子にイベルメクチンは作用するとの推測があることで、これは抗炎症作用としてはいいかもしれないが、抗ウイルス作用としては微妙な匙加減になるだろうこと。

PMDA(日)やFDA (米)の人間は最低でも、この程度のことは知っている。

ネット上の情報を断片的に集めるだけの人に、どれだけのことがわかるのだろうか?

10339. 不勉強と言われたので

チェリーピッキングをしているだけの素人が、自覚もなく「不勉強」と医者を罵る今の時代を、私は危ういと思うようになった。ネットで簡単に情報を得られるのは良いことだけど、それが中途半端である自覚がない人の害が大きい。

プラセボを使った二重盲検法による治験は、人の思い込みを排除し、客観的に薬の効果を判定するためには避けて通れない道だ。

University of Washington の治験の結果を待つまで、あまり加熱しないで欲しいものです。

↑これだけ↑大量の薬を飲む(処方してもらっている)人が、実際にCOVID-19の診断をし治療に当たっている医師に対して↓これだけ↓の罵詈雑言を浴びせることができる歪んだ世界観に、私は悪い予感しかしない。この世界は「お気持ち優先主義者」によって壊れて行く。