10335. 駆虫薬がウイルスに効くには、同じ容量では足りない可能性

を理解しえない人が多いのは、なぜだろう?

寄生虫は体に巣食うのだが、独立した生き物だから自分でエネルギーを取り入れ、宿主とはindependentに生きられる。かなり人間とは異なる部分が大きく、そこを狙った薬剤の場合、人間には副作用が少ない低濃度でも十分な効果を発揮することが出来る。

しかし、ウイルスは完全に宿主の細胞の中に入り込んで、宿主の細胞の持つ様々な機能を「のっとる」ことによって増殖する。ウイルスは厳密な意味では「生物」には定義されない。だから抗ウイルス薬は、ウイルスだけが持っているRNAからRNAを合成する酵素を狙うのだが、宿主が持っている酵素との類似性が高いために、同じ薬が宿主の持っている酵素へも効いてしまうことがあり、アビガンの副作用は「催奇形性」として出てしまう。

イベルメクチンは駆虫薬としての歴史は古く、その容量を守った1回のみの服用の場合、副作用は問題にならない。

しかし、本当に駆虫薬の量でSARS-CoV-2に対しても効くのか?

海外の研究では、どんどん量を増やしてる治験が増えていることから考えても、駆虫薬としての量では効かないのだろう(北里の治験の結果を開けてみないとわからないけど)

量を増やし、5日間連続服用などすれば、これまで見えなかった副作用が見えてくることもある。

だからこそ「治験」は大事なのだ。

本当なら、北里は動物実験で「in vivo」で必要な有効血中濃度を決めておくべきなのだ。そして、人間がその血中濃度を維持するためには、どれだけの処方が必要か?割り出すべきなのだ。

と、何度説明しても、「聞きたくない」「理解したくない」人には、意味がない。

ただ、私は、その周りの人が感化されるのは防ぐことが出来ると思っている。

科学を感情でねじ伏せようと言う動きは危険極まりない。

その動機が、医者=エリートに対する一般大衆を自負する誰か個人の反抗心から来るものだとすると、なおのこと危険だ。