10321. 分かり合えない人種

気合いだけでモノが湧いて出てくると、簡単におっしゃる人たち。まるで昭和のスポ根漫画と同じ。

何のためにAMEDがお金を出して治験をやってるのか、わかってないよね。7月から研究予算を北里に出して、9月から治験を開始出来るようにしてる。

イベルメクチンに期待してるのは、誰もが同じなんだ。だから、花木さんは早く結果を出せるように、まずは患者を集めてくれ、参加病院を増やすように病院を行脚すべきなのよ。

いいよね、机上の空論は実務を無視して夢を語ることが出来て、無責任で羨ましいよ。

科学ってのは「お気持ち」に反することもあることが理解できない人は、一定数いるのは、どうしようもない。

効かないビタミン剤でも「効いた気がする」人は出てくる。自然に治癒する病気でもイベルメクチンのお陰で治ったと言い張る人は出てくる。

医師の中でもイベルメクチンが効いたことにしたい人がやる場合、患者の割付でバイアスをかけることはいくらでも出来る。

だから二重盲検法が必要で、アビガンが「効いた気がする(個人の感想)」が、治験で差が小さいになったのは、こちらから見たら「よくあることの1つ」で、ワクチン開発だって「効果が見られない」で撤退した会社も数あるのに(サノフィ、ノバルティス、メルクなどワクチン開発に使った費用は北里がAMEDから貰ったお金の比ではない金額をドブに捨てたのに)なぜか、イベルメクチンだけは科学的な議論が出来ないのが不思議。

それだけ「自分たちが医者の鼻をあかしてやる」って事が、ある種の人にとっては大事なんだろうけどね。

mRNAのワクチンの治験が、一体、どれだけの人数でやったか(3万人、第III相)と比べ物にならない規模でやってることを考えたら、イベルメクチンの二重盲検法240人(第III相の手前の第II相)ってのは、かなり甘いんだから、とっとと終わらせて結果を見るべきなんですけどね、そこを「やれない」って人のことを、責めない理由が、よくわからん。

片方には美談(盲信)、片方は無能(罵倒)って、ダブスタも、よくある話よね。

人を集められない、だから治験が終わらないってのも、PCR用のモノがない、だからPCRを無症状者に無差別に頻回にやり続けられないってのも、同じように責めないのかしら?

この手の「感情優先」の人は、一旦「イベルメクチンの副作用」で何かが起きたら、「未承認の薬を使う医者なんてロクでもない」にコロっと変わるんだから、怖くて使えないんですよ。

ワクチンとの比較では話にならない聞く耳持たないって人には、同じく薬の治験をやってる他の科学者の声でも、きっと聞く耳を持たないんだろうけどね。

実は、コロナ軽症患者を対象にした治療薬の候補として、イベルメクチン以外にも複数の薬が存在している。その1つが痛風治療薬のコルヒチン。カナダ、アメリカなど6カ国が参加したCOLCORONA試験では、重症化リスクのある軽症患者4488例が対象。コルヒチン投与群は、30日後の死亡および入院リスクが、プラセボ群より21%抑制された(公表データは査読前論文)。

日本でコルヒチンの医師主導治験を進めている、琉球大学の植田真一郎教授(臨床薬理学講座)に研究の意義を聞いた。

「コロナウイルスの変異株が出ているので、ワクチンだけでコロナを解決できるかどうかわかりません。少なくとも軽症患者が重症化しない治療薬があれば、病床逼迫も回避できるはずです。

日本でコルヒチンがまったく評判になっていない理由ですか?

それは治験中に期待を持たせすぎると、患者の誘導になるので、私たちが積極的にアピールしていないからでしょう。有効性があるか否か、わからないから治験を行うのです。それなのにコロナに効くというイメージを、患者に与えるのは倫理的に問題です」(琉球大・植田教授)

国のコロナ対策や専門家に対して不信感が深まり、SNSでは個人の思い込みや根拠に乏しい情報が飛び交うようになった。一例として、「アビガンが承認されていないのは陰謀」という説が一部で信じられている。

医薬品の承認を受ける際のRCTは、「治験薬」か「プラセボ(偽薬)」か、患者にはわからないようにするのが大原則。アビガンの場合、それが不完全だったというのが真実だ。現在、アビガンは再審査に向けて臨床試験の準備が進められている。

(以上、https://toyokeizai.net/articles/-/416242?page=6 より引用)

作用機序がわかれば、使うべき対象(時期)がわかりやすい。

132もある中で、たったの7本しか「質の良い治験の論文ではない」ことに注目して欲しい。最初は簡単なところから始めて、最後、多人数の二重盲検法をやるのが通常だから、全部が全部、質の良い治験でないのも当然でもある。

メタアナリシスと言う。これは疫学のプロの仕事。

(彼らは医者ではないことが多く、むしろ数学者に近い人たちだったりする)

in vitroでは再現できない効果がin vivoにはあるはずだと言うが、動物実験はやったのだろうか?

動物でのSARS-CoV-2への有効血中濃度はわかってる?それをどれだけのdoseで達成できるのかしら?

ほとんどの試験のサンプルサイズは小さいものでした。
様々な用量およびスケジュールのイベルメクチンが使用された。
無作為化比較試験の中には、参加者も治験責任者も治療法について盲検化されていない非盲検試験もあった。
患者は、イベルメクチンまたは比較対照薬に加えて、様々な併用薬(例えば、ドキシサイクリン、ヒドロキシクロロキン、アジスロマイシン、亜鉛、コルチコステロイド)を投与されていた。これにより、イベルメクチンの有効性または安全性の評価が混乱しました。
試験参加者のCOVID-19の重症度が必ずしも十分に説明されていなかった。
試験結果の指標が必ずしも明確に定義されていなかった。

だから、シンプルに日本でやりかけた治験を終わらせて答えを早く出して欲しいのですよ・・・