10315. イベルメクチン耐性

になる可能性は十分にあると私は思う。

ま、元々、作用機序があやふやだから、悪魔で推測の域ではあるが。

1、SARS-CoV-2の感染抑制にin vitroで必要とされる濃度を、今の寄生虫薬としての服用量では維持できない。

2、SARS-CoV-2のプロテアーゼにイベルメクチンが作用する仮説が本当ならば、ウイルスはプロテアーゼの遺伝子を変異させて耐性を獲得することができる。

作用はホスト側だけでもないようだし。このホスト側(インポーチン)の話も、まだはっきりとはしてない。

 イベルメクチンのSARS-CoV-2に対する作用機序について、花木センター長は、「イベルメクチンは、SARS-CoV-2のメインプロテアーゼに対する結合親和性が報告されている。メインプロテアーゼは、ウイルスのゲノムから翻訳された蛋白質を切断し、機能させる酵素だ。そのため、イベルメクチンがメインプロテアーゼを阻害することでウイルスの複製を抑制できると考えられる。

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/09/17/07408/

これまでSARS-CoV-2が存在しなかったのだから、耐性が見えてくるとしたら「将来」の話になる。せっかくの奇跡の特効薬かもしれないものを、中途半端な素人の濫用で耐性ウイルスを作って台無しにすることのないようにと、「予防薬」としての服用には慎重になるように私は呼びかけている。

ただ、可能性は高いと考えられるのは、RNAウイルスは寄生虫よりも進化速度が早いことと、不適切な服用が耐性誘導には最も適しているからだ。寄生虫に対して有効な濃度とウイルスに対して有効な濃度が明らかに異なる場合、ウイルスだけが耐性を獲得する(寄生虫は死ぬ)ことは十分にあり得る。