10304. イベルメクチン をもて囃す人たちは

ストーリーが気に入ってるんだと思う。

巨大な利権にまみれた「製薬企業=悪の組織」に対抗して、安価で日本発で貧しいアフリカの人を救ってきた「奇跡の万能薬」を素人が見出して「専門家集団」を打ち負かす感動のサクセスストーリーの「一員」となる自分に、存在価値を見出しているのだと思う。

このコロナ禍において、自分も何かしたいと言う気持ちはわからんでもないけど。

それが「イベルメクチン耐性ウイルス」を産生して、奇跡を台無しにしてるとも知らず。

イベルメクチンの過信による「対策を疎かにする」ことで感染リスクが上がることも知らず。

イベルメクチンが効いた効いたと言う国の、感染率は日に日に上がっているのにも気づかず。

下手すれば「ないはずの副作用=Stevens-Johnson症候群 で誰かの命を危険に晒して、医療に助けて貰っているとも気づかず。

ただ、自分たちのストーリーに合わないものは「陰謀論」で片付けていれば、御伽話の夢の世界に浸っていられる。

「お気持ち優先主義」者たちに、つける薬はない。残念ながら、そこまで「寄り添い」は白衣を脱いだ私には出来ない。

日本は悪化率が低く、イベルメクチンを切望しているのは入院してレムデシビルが処方される中等症ではなく、自宅にいる軽症の人たちだから、むしろ、このコロンビアのデータは日本の状況にあったデータに私の目には見える。

大抵の抗ウイルス薬はウイルス量が少ない時のほうが効果を発揮しやすいのだから、症状の軽快までの日数に差がないのだから、重症化を防ぐ効果も期待出来ないように思います。