10295. 抗リン脂質抗体症候群

リン脂質とは、細胞膜の成分のこと。

mRNAワクチンは、脂質膜の微小ミセルの中に封じ込められている。長期に観察しなければ、わからないモノの最後は自己抗体を作らないか?という点だ。これまで人類は一度も、こんなに大勢の人に、何度も脂質を打ったことがないのだから。

近年の欧州で行われた疫学調査を参考にすると、男女比は1:5.4と女性に多く、平均発症年齢は30~40歳前後とされる。SLEの約10~20%がAPSを合併しており、SLE患者の約40%で抗リン脂質抗体陽性だが、実際に血栓症が起きるのは40%未満である。原発性APSがSLEに伴う続発性APSとほぼ同数の患者数と推定されており、本邦でSLE患者が約60,000人いることもあわせると、続発性APSが6,000~12000人、原発性も同程度の患者がいると推定される。

https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/kogen/about/disease/kanja02_05.html

将来これまで極めて稀だったAPSを発症する女性が増えた場合に、ワクチンとの因果関係を証明することは出来ないだろう。血栓症は新型コロナの感染そのものでも発症し、ワクチン接種後に感染とワクチンを抗体の有無で見分けることは困難になるから薬害補償の対象になるとは考えにくい。(自己免疫疾患は補償されても罹患しない方が何万倍もいいに決まっている)

女性の方が自己免疫疾患の発症率が男性よりも明らかに高い。妊娠をきっかけに発症することも多い(胎児は体にとっては異物でしかないので) 今後の妊娠を考える女性は、mRNAワクチンを避け、ウイルスベクターベース(例:ジョンソン&ジョンソン)あるいはコンポーネントワクチン(例:ノババックス)を選択する考えもあろうかと私は思う。

mRNAワクチンの効果は目覚ましいと感じるが、これまで人間に使ったことがない新技術であるから慎重に判断したいと思うのは、そんなに馬鹿にされて然るべきことなのだろうか?

ゼロか否かと質問した理由は2つ

1つは、かなり低い確率だろうことは知ってると言う意味。

2つは、ゼロでなければならないとは言ってない。しかし、母集団が億を遥かに超える場合、その確率が極めて低くても実数として相当な数になることも事実であり、「何があるのか教えて欲しい」と言われたので、極めて稀であっても可能性を提示した。