10245. 文系の方はストーリー性が大事

治験の結果が出ないうちから騒ぐ科学者に、何らかの裏があると感じるのは理系。それこそがヒーローである証拠だと感じるのは文系と思った。

文系の方々は、科学的データよりも「奇跡の万能薬」「これまで日の目を見なかった」「貧しい国からの発見」「権威に楯突く」って話のストーリー性の高さの方が、お好みなんだろうなぁ、と思う。

イベルメクチンは、インポーチンと結合し、その機能を阻害するとしたら、飲み続けた場合の副作用はデカイと思うよ。(駆虫薬は飲み続けるわけではないが、予防薬はずっと飲むことになる)

インポーチンは、免疫のスイッチを入れる転写因子を輸送するために必須のトラックのようなもの。

免疫を撹乱する薬は、使う量とタイミングによって、毒にも薬にもなる難しいもの。

ウイルスは全て、同じだとでも思ってるんだろうけど、HIVやデング(フラビ)ウイルスに効いたからって、コロナに同じように効く保証はない。(HIVは核移行が必須だけどコロナは細胞質で増殖する。)

中国がこの手のものを使ってないはずがないと思うんですよね。アビガンなんて、散々、使ってたし。カレトラ(ロピナビル)もヒドロキシクロロキンも、みんな中国から「効くかも?」って話が先に出て、先進国できっちり検証したら、たまたま効いたように見える人もいるけど、プラセボでも治る人もいるから差が出ないって結果になって消えて行った。

イベルメクチンは、インド・南米という「年齢が若い人が多い」にも関わらず感染爆発している国で「効いた」「効いた」と言われていることに、不思議は感じないのだろうか?

データを見なくても、ストーリー性だけで肯定できる人の頭の中は、こうなっている。科学と宗教の区別がない。

とにかく、信頼できる日本での治験の結果を見ないうちから騒ぐことは、知性のない輩のやることだと理系の目からは見えるってことを、文系の方々に、お伝えしておきますね。(無敵の人に理解されるとは思ってないけど言うだけは言っておく。)

10238. まずは治験を完結させましょう