10197. 選挙ウォッチャーにまで論破される普通の風邪派

奇妙な政党と主張が被って来てるのも、ちだいさんの興味を引いたんでしょうね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/50b27f58407fd56c3fedfedf129d146c55511225?page=1

彼らの主張によれば、新型コロナウイルスよりインフルエンザの方が圧倒的に感染者がいるのに、新型コロナウイルスを指定感染症として扱うのはバカげているというものです。
 しかし、インフルエンザと同じ、もしくはインフルエンザより大したことのないウイルスだったら、世界中でこんなに一生懸命ウイルスと戦う必要はありません。新型コロナウイルスはインフルエンザよりも毒性が強く、感染力も高いので、マスクをしたり、手を洗ったり、飲食店に時短営業の協力をしてもらったりして、ありとあらゆる手を尽くして、ようやく今の状態に抑え込んでいるのです。それでも東京や大阪の病院は新型コロナウイルスの感染者で埋め尽くされ、本当だったら入院しなければならないレベルの人たちが病院から追い出されている状態です。逆に、インフルエンザではここまで一生懸命マスクをつけなくても、こんなに病院がいっぱいなって、バタバタと人が死んでいくようなことはありませんでした。努力した結果の数だけを見て「インフルエンザよりマシだ」と言ってしまうのは、そこらへんのチビッ子たちよりも頭が悪いです。

 さて、日本ではPCR検査をめぐって、「日本はサイクル数(Ct値)が高すぎるので『偽陽性』が出やすい」というデマが出回っています。こじらせているご当地ヒーローも、そもそも「Ct値」について十分に理解しておらず、ネット上で出回っているデマを鵜呑みにして語っていると思うのですが、脳味噌のサイクル数が同じくらいの人たちが「さすが!」と言ってしまうので、ますます地獄が広がっています。

 そもそもPCR検査というのは、非常に「偽陽性」が出にくいことで知られる検査方法です。ご当地ヒーローの言う「サイクル数が高すぎる」という話は、単純に「どこまで精度の高い検査をするのか」という話に過ぎず、本来、日本はなるべくウイルスを見逃さないように「精度の高い検査をしている」のですから、喜ぶべき話のはずなのです。精度の高い検査をしているだけなので「偽陽性」が増えているわけではありません。むしろ「偽陰性」を減らす作業をしているのです。

「人々が家にいれば視聴率が上がるからテレビは恐怖を煽る」論の愚

 しかし、彼らはそもそも「メディアが恐怖を煽っている」と考えているので、子供たちを守るためにも真実を語らなければならないと言って、このようなデマ動画を垂れ流しています。  テレビが不安を煽れば、人々が外に出なくなり、テレビの視聴率が上がるので、わざと不安を煽っているというのが彼らの言い分ですが、リアルの世界はどうなっているのかと言うと、確かに、人々が家の外に出ることはなくなったのですが、それでテレビの視聴率が昔のように30%とか40%になっているかと言ったら、そんなことはありません。ネットを中心に、さまざまなメディアに食われていて、テレビの視聴率は上がっていないのです。  それどころか、新型コロナウイルスが蔓延したことで、あらゆる企業が儲からなくなり、CMを引き上げているため、テレビや新聞といったメディアの収益は「新型コロナウイルスの影響で一段と悪くなっている」というのが現状です。そう、テレビや新聞も、新型コロナウイルスが流行せず、今まで通りに経済が回ってくれていた方が儲かっているというわけです。そうなると、「メディアにわざと不安を煽る意味は微塵もない」ということになるわけです。  では、どうして「新型コロナウイルスに感染すると危ない」というニュースを連日のように流し続けるのか。それは、新型コロナウイルスの感染者が広がってしまうと、もっと多くの人が死に、もっと多くの人が後遺症に悩まされ、もっと多くの人が路頭に迷うからです。伝えれば伝えるほど自分たちの経営は苦しくなるけれど、伝えるのが仕事だから仕方がないのです。今までのような楽しい日々を取り戻すためには、新型コロナウイルスの感染者を限りなくゼロに近づけなければならない。そんな時に、子供たちの安全を守るべき戦隊ヒーローがデマを流しているクソみたいな現実。これはずいぶん悲惨です。

 昨年7月の東京都知事選に「コロナはただの風邪」と主張して立候補した国民主権党の平塚正幸が、今度は3月4日告示、3月21日投開票の千葉県知事選に立候補し、「マスクを外そう」と書かれた選挙カーを千葉県内に走らせようと計画しているのです。現在、供託金の300万円をはじめ、選挙活動に必要な費用をカンパで集めているのですが、わずか数日で240万円以上が集まっていて、この記事が世に出る頃には達成しているかもしれません。これは平塚正幸の主張に賛同し、お金を出す人が全国にたくさんいる証拠です。

 実は、4月25日に行われる茂原市議選にも候補者を候補者を擁立する計画になっている「国民主権党」。どうやら事前の説明会では、定数22に対して、かなり多くの陣営が集まったといいますが、説明会に集まる人数が多い場合、逆に断念するケースが多くなり、蓋を開けてみたら、ほとんど候補者がいなかったということがよくあります。なので、こんなメチャクチャな主張をしている人であっても、一定数は「コロナはただの風邪」だと思っている人はいるので、うっかり票を取ってしまう可能性も否定できません。政党っぽい名前がついているだけで、ただの迷惑集団だと思いきや、本当に政治的な動きをしようとしていますので、今後も警戒が必要です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/50b27f58407fd56c3fedfedf129d146c55511225?page=3