10063. 教えてください、通報先生

Q: インターフェロン応答(自然免疫)だけで排除した場合、抗体は出来るのか?出来ないのか?

A: それでも抗体はできて「不顕性感染でも抗体だけは持っている」人として捕捉される。

そこまでは分かります。

一方で、COVID-19の場合、重症者の方が実はSARS-CoV-2に対する抗体が高く上がってくることも知られています。

軽症の人はウイルス量が少ないので抗体のレスポンスの高さが低い。それでも治ってしまう。むしろ、免疫応答が暴走することが重症化の原因だから。

https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2020/20201202yamanaka.html

では、これを更に突き詰めて行くと、曝露量がさらに少なくなれば抗体も作られないけど排除する状態ってのは、あるのか?ないのか? が質問です。

律儀にいつでもどこでもマスクをしてる「極少曝露」で、BCGによる trained immunityが微妙に効いてるチート状態では、抗体すら作らない(測定感度以下)の自然免疫応答って、あるのではないか?

細胞性免疫が最終的には「感染してしまった細胞」の排除には必要ですが、それは普通のラボでは簡単には測定できないし、それもすぐに消えてしまう程度にしか作られないでいる。そんな「メモリー細胞だけは実は持ってる」人が日本にはいるのではないかと(コロラド言うところの謎効果)。HLAとの関係で、季節性のコロナのCTLエピトープがうまい具合にSARS-CoV-2にも載るって話は、まだ聞いたことがないですけどね。

8834. 自然免疫を過信するな2

7066. 自然免疫を過信するな

7556. 遺伝因子は環境因子に負ける

7432. 自然免疫の閾値

7371. factor Xは複数ある

7382. ファクターY

抗体のescape variantよりもCTLescapeの方が、実はウイルスにとっては難しい(escapeのフィットネスコストが高い)ので、私は細胞性免疫がつくワクチンがいいと思っていて、mRNAワクチンでCTL誘導が出来るのならば、抗体依存性感染増強の心配もあまり大きくないかもしれないと願っているので、決して「集団免疫論者」ではないのですが。

何が言いたいかと言うと、マスクはしましょう、鼻だしマスクはやめましょう。距離にかかわらず人と会話するときにはマスクをしましょうと。