9792. スーパースプレッダー

2割と言う計算は、ある集団を追跡して2割の人しか二次感染を生じてなかったと「専門家会議」が去年のクラスター追跡で見つけたことですね。

その2割が、全く同じ行動をしてて2割かと言えば、それは違ったように思います。

スプレッダーになる可能性は2つ(あるいは3つ)の要因が絡まっていると思います。

1つは行動です。感染伝搬性が高くなる発症日前後2日(だいたい感染後3−7日)の間に、合唱・会食などを伴う行動をしたか否か。

あるイベントで同時に感染しても、イベントの翌日からは大人しくする人と、イベントの翌日もその翌日もずっと出歩くリア充では、撒き散らし方が全然違うと思います。同じパーティに参加しても人気者と壁の花では違うでしょう。

同じ行動をしても、感染後の日数が1日ずれていたら、撒き散らし方はずいぶん違ってくるでしょう。たまたま発症直前のウイルス量の多い時期に、クラブを梯子しまくった「一人の男」があちこち動き回ったために韓国は巨大なクラスターに発展した。これで2割説のあらかたは説明できてると思います。だからこそ、クラスター班は三密回避を打ち出したんですよね。

2つ目は本人の感染状態です。例えば空気感染(敢えて言おう)によって肺に直接感染した場合は本人は重症化するでしょうけど、喉に取り付いたウイルスは少なく、唾液の中にも含まれるウイルス量が少なければスプレッダーにはなりにくい。一方で、キャバクラなどの飛沫接触感染によって若い人が感染してた夏場では、本人の症状は軽いが唾液中に含まれるウイルス量が多く、彼らの方がスプレッダーになりやすい(クラスターが大きくなりやすい)傾向があったように思います。

3つ目は個人の特異体質で、とてつもなくウイルス量が高くなりやすい人が極めて稀に居る可能性は否定できませんが、その存在比が2割もあるってことはないと思います。

私見です。