宮沢先生には常人には見えない何かが見えているとしか思えないと、彼は言います。
これは何か幻覚が見えてるのではないか?と言うdisなのですが、宮沢ファンにとって、これは称賛の言葉になるのです。
宮沢ファンからしてみれば、宮沢先生だけが「ウイルスを扱える」「ウイルスと対峙している」「ウイルスと話せる」「ウイルスを理解できる」人だから、常人には見えない何かが見えるのは当たり前なんです。
本当は猫のコロナを扱ったことはない。
新型コロナについては10月からやり始めたばかりで、論文をバンバン出してる河岡先生が「ドリームチーム」にいたことも「専門家がいない」と言ってしまってます。
真っ当なウイルス学者は、人間の病態を動物モデルで示すことの難しさをわかった上で、人間の「一部」を動物で再現していると言うスタンスで、動物実験の解釈をします。
しかし、獣医でウイルスしか見てこなかった宮沢先生にとって、世界は培地の中にあり、人間社会が見えてません。
疫学データを自分で集めたことがないので、報告日からの統計のズレが生じるようなリアルタイム性の正確さがないなどの「実地」を知らぬのです。
SEIRモデルについても、全く中身を知らずに(おそらく理解できてない)批判するし。
しかし「ウイルスを知っている」ただそれだけで、医者でもないのに医療体制にまで口出しできる万能感は、只者じゃないのです。
彼のその万能感が信者を惹きつけるんですよね。
断言する専門家は危ないと同時に、中二病的万能感を漂わせる人も危ないってことです。
じゅんちゃんは「相手にしない」と言ってましたが、それを一般大衆に向けてyoutubeで言ってても無駄です、相手にして来たのは、柳ヶ瀬議員であり吉村知事でありテレビタックルであり、吉本興業であり、週刊新潮であり、実験医学だからです。
一般大衆には受けないんだと彼らに見せるためには、消極的に黙るのではなく、積極的に「No thank you」の意思を示す必要があると私は思います。
その点、「ひろゆき」とぶつけたabemaTVの手法は、バラエティショーとしても見事に成り立っていた。
私は「コロナ否定主義者の大橋名誉教授」には触れないことにしてますが、宮沢先生のことは今後も発言があるたびに検証することは必要だと思います。じゅんちゃんにも期待しています。