9496. 医療はインフラである

だから、平時から余裕を持たせる必要があった。それを「事業仕分け」て無駄を省いて、競争原理を持ち込んだのは、誰か?

それも国民が望んだことなのだ。医療費の肥大化と言った言葉、ずっと聞いてはいなかったか?

コンビニ診療もなかったか?

医療の提供を自由競争・競争原理に任せておけば、効率よく最適な医療を受けられると国民が考えていること――そもそも、ここにこそ真の問題があるのではないかと私は思うからである。

日本の病院は8割が民間病院である。しかも機動性の低い中小病院が非常に多い。そして、それらの病院のほぼ全てが「満床」を目指して経営されている。なぜなら国の医療費抑制方針から、診療報酬が低く抑えられているので、満床にして患者数を稼がないと経営を維持できないシステムだからである。ビジネスの世界でいう「薄利多売」の世界観が医療業界全体に染み付いているのだ。

ちなみに先進国の病院は、多くが公立もしくは公的病院で、民間病院はわずかである。そうした病院では経営のために満床を目指すという文化もない。だからこそ、国の指揮命令系統が維持され、機動的に病床数を増減させたり、待機手術を一時的に延期したりできるのだ。

そんな安全保障の一分野である医療の提供を自由競争・競争原理に任せ、それで良しとしてきたのは我々国民である。我々は医療というものの公共性を、もう一度見直すべき時期に来ているのかもしれない。

https://bungeishunju.com/n/nbddd1deeef87 より抜粋引用

欧米は公立病院だから、簡単にはアクセス出来ない。イギリスの家庭医はどれだけ待たされる事やら。

アメリカでは保険がない人たちは医療にかかることができないから死亡率が高い。

元々の海外との構造が全く違って来てるから、すぐには対応できないんだよね。

コロナが落ち着いたら、もう少し、医療のあり方を考え直すには賛成。

でも素人が「医療崩壊したのは根性が足らないから」「どんなに陽性患者が増えても医療崩壊なんかするはずがない」って現場の声を無視するのは、違うと思う。