9307. 英国からの発信

日本でも蚊帳の外の獣医よりも、よほど免疫学者の方が新型コロナには詳しい。

疫学と分子生物学の見事な融合。

注意すべきなのは、マンチェスターからロンドンにいたるまで、封鎖による生活制限は同様であり、とりたてて行動に違いがあるとは考えにくい。それなのに、イングランド南東部でのみ急激にコロナの感染者数が、新規感染が10万人あたり週に1000人以上という地域が続出、これまでにない数にまで増加し、そこから周囲に染み出すように流行が広がっている。そして、これらの流行爆発地域で圧倒的多数なのが変異型B1.1.7である。

繰り返すが、11月まで問題であったのはイングランド北部の流行拡大で、イングランド南東部はパンデミック始まり以来とりたてて特に他の地域にくらべて激しい流行はなかった。

イングランド公衆衛生局は変異株B1.1.7が1108検体から確認されたとして、VOC202012/01と改名し、警戒して観察・調査を進めている。