9272. 重症者を見られる病院は限られる

設備的にも、技術的にも、スタッフ的にも。ICUナースの促成栽培なんて出来ません。

何十億かけてプレハブ建てても、5名対応が限界。

退職者に50万出せば簡単に増やせるだの、5類にすれば医療崩壊は起きないだの、春から準備してなかったの!!!だの

言うのは簡単、御素人様は気楽な稼業ときたもんだ。

 西和医療センター(三郷町)に入院していた中等症の60代男性の容体が悪化。人工呼吸器の装着が必要となったため、同センターはより高度な医療環境が整う県立医大付属病院(橿原市)に男性を搬送した。

 付属病院は男性の受け入れに同意したはずだった。ところが病院到着後、男性に同行してきた若い専攻医(専門医研修中の医師)を、付属病院の医師はこう責めた。「なぜ送ってくるのか。西和医療センターで重症患者の管理はできないのか」。専攻医は反論したが、医師は同センターの医療体制を批判した。

 県が示していた2日時点の重症対応病床は16床。だが複数の病院関係者などによると、実際に運用できていたのは約半数の9床だけ。16床には西和医療センターの2床も含まれていたが、医療スタッフが不足し、実際は運用できていなかった。付属病院でも重症病床を増やす準備を進めていたが、スタッフの確保に悩んでいた。

 さらに3日、県が重症対応病床が3床あるとしていた南奈良総合医療センター(大淀町)からも、重症化した50代男性が付属病院に搬送された。同センター職員が新型コロナに感染し、関連病院でも院内感染が起きるなどしてスタッフが不足、実際に対応できる病床は1床だけだった。南和地域の感染者も増えるなか、この1床を埋めれば万が一の事態に対応できない、と付属病院に搬送するしかなかった。

 県の発表によると、3日時点の重症患者は6人。中等症となった患者も含め10月26日以降、重症者は14人に上っていた。いつ重症となってもおかしくない患者も数十人を数え、まさに重症対応は「ぎりぎりの状況」(医療関係者)だった。