TLRを騙してmRNAを察知させない修飾技術に特許がある。(素晴らしい)
入れ方は脂質で包んで取り込ませる。(普通)
そこまでは理解できた。
mRNAは細胞内では速やかに分解されて消える運命にある、それで、いかにしてたくさんのタンパク質を作らせるのか?そこがまだわからない。
mRNAはプラスミドと違って、そんなにたくさんのタンパク質を作らないように思ってたのですが、どうして、あれだけ高い抗体を作らせることができたのでしょうか?
— 悪魔の提唱 (@6CLW77Y102) December 19, 2020
(TLR反応を修飾によって掻い潜るとしても)
何か工夫があるんだろうなぁ。
旧来のワクチンは、弱毒化した生ワクチンや、不活性化ワクチンが主流だった。弱毒化や不活性化には、ウイルス固有のノウハウの蓄積・検証が必要。ウイルスの扱い・操作もリスクがある。6/
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 13, 2020
抗体ができるためには、抗原提示細胞が「異物」を取り込み、その一部を細胞表面に提示して、免疫細胞を活性化する必要がある。コロナウイルス全体でなく、スパイクタンパク質だけ異物として細胞に取り込ませることができれば、感染せずともスパイクタンパク質への抗体をつくることが可能となる。8/
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 13, 2020
あるタンパク質の配列情報をコードするmRNAを細胞に取り込ませることができれば、細胞内のタンパク質合成装置であるリボソームがmRNAの情報を読み取り、目的のタンパク質を作らせることが可能だ。そのタンパク質は「異物」として免疫細胞に認識され、それに対する抗体が作られる。10/
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 13, 2020
外部から導入された「異物としてのmRNA」は不安定ですぐ壊れてしまい、目的のタンパク質を生産できない。さらに、細胞は、ウイルスなどの外部から進入してきたRNAを認識し、感染防御する自然免疫のシステムが働いて炎症反応をおこしてしまう。12/
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 13, 2020
人工的に作ったmRNAに化学修飾を施しておくと、mRNAを細胞内に導入しても自然免疫システムを発動しないことが分かった。この発見は2005年に発表されたが、当初それほど注目されていなかった。14/https://t.co/dXWFG1WZPP
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 13, 2020
報道では、有名製薬会社ファイザーの名前に隠れがちになるが、mRNAワクチンの技術的基礎を作ったのはドイツのBioNTechだ。創設者のUgur SahinとÖzlem Türeciの夫妻は、二人とも幼少時にトルコからドイツに移民してきた。彼らは、元々mRNAワクチンによる、癌の免疫治療に注目して研究をしていた。16/
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 13, 2020
2013年、BioNTechは、それまで大学からの支援を得られず、mRNAワクチン開発競争の蚊帳の外におかれたKarikóさんを、にsenior vice presidentとして迎え入れる。ペンシルバニア大学の同僚に、BioNTechのウェブサイトがまだ無いことを知って笑われたという。18/
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 13, 2020
今後、実際のワクチン製造、運搬、保管などの技術的問題、数百万、数千万単位でのワクチン接種でどのような副作用が出るか注視する必要があるが、新型コロナウイルスによる致死率とワクチンの高い防御効果を天秤にかけると、高リスク層からの積極的接種には大いに期待できる。20/
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 13, 2020
周囲から先駆的研究の価値を認められずとも、先駆的な論文を出し、人類の医療に多大な貢献をし、しかもオリンピック金メダリストの娘さんを育てられたKarikóさんもハンガリーからの移民。こういう人がいると、少々の障壁でへこんでる場合でないと思った次第である。22/END
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 13, 2020
ここで宣伝するとしたら、"Bending the Arc"というドキュメンタリー映画かな。素晴らしいです。https://t.co/jOPmtNQRjP
— Hironori Funabiki (@HironoriFunabi1) December 14, 2020
筋肉に打って、なぜか抗原提示されてT細胞性免疫まで動くことになる、そこの理屈も、よくわからない。
免疫学って難しいわ。
近々詳しく書きますが、データは積み上がってきていて、現在先行するワクチンは有効な抗体・T細胞免疫を誘導する一方、ADEの心配をすべきデータはありません。臨床試験の規模も妥当で、中長期的な観察はワクチン接種開始後で十分な状況。実際英国からデータがでます
— Masahiro Ono 小野 昌弘 (@masahirono) December 15, 2020
私は機会ありしだい接種したいです https://t.co/mJ7pTGZUDM
結局、見てるT細胞は、いわゆる細胞性免疫を担うCD8キラーではなく、CD4ヘルパーって意味か?