8561. 厚生省頑張る

よくまとまった良い記事を出してる。情報発信、頑張ってる。

厚生労働省は新型コロナウイルスの特徴や治療などに関する最新の情報をまとめ、近く「10の知識」として公表する方針で、28日、案を取りまとめました。

1.診断数は

国内では27日の時点で、人口の0.08%に当たるおよそ9万6000人が感染していると診断されています。

20代が最も多く、20代の人口の0.2%に相当しているということです。

2.重症化・死亡の割合は

新型コロナウイルスに感染していると診断された人のうち、重症化したり、死亡したりする割合は高齢者で高く、若者は低い傾向があります。

6月から8月までのデータを分析すると、重症化する人は、50代以下が0.3%だったのに対し、60代以上は8.5%でした。

死亡した人は、50代以下が0.06%、60代以上が5.7%です。

また、重症化したり、死亡したりする割合は以前より低くなっています。1月から4月と、6月から8月を比べると、重症化した人は9.8%から1.62%に、死亡した人は5.62%から0.96%に低下しています。

3.重症化しやすい人は

重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患のある人たちです。

年代別の重症化率は、30代の人を基準にすると
▽10歳未満が0.5倍
▽10代が0.2倍
▽20代は0.3倍
▽40代では4倍
▽50代は10倍
▽60代は25倍
▽70代が47倍
▽80代が71倍
▽90代以上が78倍となっています。

また、重症化しやすいのは
▽慢性閉塞性肺疾患
▽慢性腎臓病
▽糖尿病
▽高血圧
▽心血管疾患
▽肥満の6つの基礎疾患を持つ人です。

妊娠中の女性や喫煙者なども重症化しやすいかは明らかでないものの注意が必要だとしています。

4.海外に比べて診断数は

日本の人口当たりの感染者数と死者数は、全世界の平均や主要国と比べて低い水準で推移しています。

5.感染させる期間は

新型コロナウイルスに感染した人は発症の2日前から、ほかの人に感染させてしまう可能性があるとされています。

発症後も7日から10日程度は感染させる可能性があるということです。

特に、発症の直前と直後はウイルスの排出量が多くなると考えられています。

このため、感染している人は、症状がなくても不要不急の外出を控えるなど、感染防止に努める必要があるとしています。

6.感染を広げる割合は

感染していると診断された人のうち、ほかの人に感染させているのは2割以下と考えられています。

このため、1人の感染者が何人もの人を感染させなければ、流行を抑えることができるとして、人と接するときはマスクを着用し、体調が悪い場合は不要不急の外出を控えることなどが大切だとしています。

7.感染を広げないために

新型コロナウイルスは主に飛沫感染や接触感染によって感染し、特に「3密」の環境で感染リスクが高まります。

感染リスクが特に高い場面として
▽飲酒をともなう懇親会
▽大人数や長時間におよぶ飲食 マスクなしでの会話
▽狭い空間での共同生活に加え
▽居場所を切り替えた際の休憩室や喫煙所、更衣室などを挙げています。

8.検査の種類は

検査にはPCR検査や抗原定量検査、簡易キットを使う抗原定性検査など、ウイルスが体内に存在し、感染しているかを調べる検査があります。

検査の種類に応じて鼻の奥の拭い液だけでなく、だ液や鼻の入り口の拭い液を検体に使うこともできます。

また、抗体検査は、過去に感染したことがあるかを調べるためのもので、検査を受ける時点で感染しているかを調べる目的には使えません。

9.治療はどのように

軽症の場合は、経過観察のみで自然に回復することが多く、必要な場合に解熱薬などで症状を抑える「対症療法」が行われます。

呼吸が十分にできない人には「レムデシビル」などの国内で承認を受けた抗ウイルス薬を投与し、改善しない場合は人工呼吸器などによる集中治療を行うことがあります。

こうした治療法が確立されたことなどによって、医療機関に入院した人が死亡する割合も低くなっているということです。

6月6日以降で、入院時に重症だった人が死亡した割合は
▽40代までが0%
▽50代から60代が1.4%
▽70代以上が20.8%で、全年齢では10.1%となっています。

10.ワクチンの実用化は

ワクチンの早期の実用化を目指して、国内・海外で多数の研究が行われていて、すでに臨床試験に入っているものもあります。

一方で、開発中のワクチンが実際に発症や重症化を予防できるかなどは、まだ分かっていないということです。

また、一般的にワクチンを接種すると、副作用による健康被害が極めてまれですが発生します。

このため、現在、開発が進められている新型コロナウイルスのワクチンの副作用についても、確認を進めているということです。