8449. 脇田先生の凄さ

は、人間のウイルスを扱っているものなら、誰でも知っている。

HCVは、最初は遺伝子の切れっ端として同定された。(その前は、血清学的にA型でもB型でもない肝炎と呼ばれていた)分子生物学会でポスターの前に人が山のように集まっていたのを覚えている。

レプリコンしかなかったところで、ある患者さんの血液からならウイルスが分離培養できたのは、脇田先生の努力のお陰だが、彼の凄いところは、その手柄を自分で独り占めすることなく、世界に送り続けたことだ。

業務を圧迫するほどのリクエストに答え続けた。自分の研究を疎かにし、ライバルを育て続けたのだ。結果、製薬会社はこぞってHCVの薬剤を開発した。

今では、C型肝炎研究者は絶滅危惧種と呼ばれている。なぜなら、「治る病気」にはもう研究費が出ないからだ。(治療費は膨大にかかるが、それでも癌が減らせるのならば、安いと国は試算した)

私はノーベル賞もんの仕事だと思っている。

その脇田先生が、「専門家会議」に名を連ね、2週間に1度、会議だけでなく、その後の2時間の記者会見と1時間の質疑応答を繰り返して下さった。どれだけの情報が、正確に、国民に対して、発せられたことだろうか?

「専門家会議」が解散になった後の、グダグダっぷりを見た後に、脇田先生の顔を見ると、ほっとする。

7558. 脇田先生

6606c. 感染研がブチ切れた

白猫は「専門家会議にウイルスの専門家がいない」と抜かす。今の新しいアドバイサリーボードには「HCVの人が一人いるだけ」と言う。

感染研こそが、新型が流行する前からコロナの研究を地味に地道に続けてきたことを知らぬらしい。松山先生に対して、無礼ではなかろうか? TMPRSS2発現VeroE6を配ってくれてるのも感染研だ(今は、実務は基盤研の細胞バンクがやっている。)世界がロックダウンして、ATCCが動かなかった3ヶ月の間、日本の細胞バンクが世界の新型コロナ研究を支え続けた。それも感染研の基盤と、脇田所長のリーダーシップがあってのことだ。

どれだけ「自称」専門家が無礼なことを言ってるか。

まともなウイルス学者なら、わかるだろう。