8220. バランスが取れた記事

特に奇をてらったことは書いてない。一見して普通に見えるかもしれないけど、普通が一番大事だと思う。

社会の何を守るのか 国民のコンセンサスが必要

SAKURA HIRAI

 治療薬やワクチンは、実用化までにはまだ当面の時間を要するだろう。こうした事情も踏まえると日本も諸外国と同様に、ある程度の感染者数を許容しつつ、社会経済活動を再開させるのが現実的だ。  社会経済活動の再開の大前提として正しい感染症対策を行っていくことが必須である(手洗い、マスク、3密回避、厚労省・接触確認アプリのインストール等)。県をまたいだ移動そのものよりも、結局のところ感染の拡大を阻止するのは日常生活でも旅行先でも個々人がどれだけ感染予防策を取れるかにかかっている。  その上で課題となるのが「誰を守るのか」「社会の何を守るのか」の国民のコンセンサスがないまま、日々の感染者数の推移に一喜一憂していることである。コンセンサスとなりうるのは、「重症化しやすいハイリスク者を保護し、医療崩壊を防ぎつつ、新型コロナの流行がなければ発生することのなかった死者を出さない」ことだろう。  

それを実現するために必要なことは、前提となる(1)正しい感染症対策を続けること、(2)一見すると相反する政策が行われることを理解し許容すること、(3)感染者の発生を過度に恐れないこと、の三つである。  

例えばGo Toでは、一部地域で感染拡大の兆しがみえる中で開始したことに対し、かなり強い反発がみられた。しかし、流行の収束はいつになるのだろうか? 今年の冬や来年の夏に収束しているかどうかは誰にも分からず、その時期まで観光業や周辺産業が耐えられる保証もない。Go Toを行いつつ、その中でどう感染予防を行うのかを、建設的に議論することが大切である。  また、「Go To登録の旅館でクラスター発生!」などの報道がみられるが、このような報道も厳に慎むべきである。Go To登録の有無とクラスターの発生は、現時点では明らかになっていない。また、Go Toに登録するという行為自体も、もちろん罪ではない。先にも書いた通り、大半の人は新型コロナに感染してもその後、二次感染を引き起こさない。  昨今、旅行は「遠出より近場」といった傾向もあるが、個々人が感染予防を行っていれば感染リスクは下げられる。つまり、旅行先の歓楽街で3密で会食するなど、自らが3密の構成要員の一部となるような行動を慎んでいれば、旅行者が現地でクラスターを引き起こす可能性も低い。  これは出張においても同じである。3密での会食などを避け、個々人が基本的な感染予防をしっかりと行えば、出張先で感染を拡大させる可能性はさほど高くはない。また、帰省の際にも、例えば自宅に宿泊しないでホテルに宿泊する、家族での会食を極力避けるなど、飛沫・接触感染のリスクを下げることを個々人が行えば、感染のリスクを下げることは可能である。  新型コロナの特性や感染経路が明らかになりつつある今、社会経済活動の一つ一つを敵視しても意味はない。人の往来が盛んになれば、ある程度散発的に陽性者が発生することも許容していくべきである。

医療提供体制の問題は 医療従事者の確保にある

 一方で、社会経済活動を活発化させていく上で問題となるのは、現時点でハイリスクとみられる高齢者へのケアと、医療提供体制である。  高齢者については、単に「高齢者を隔離する」という単純な話にはならない。高齢者と最も接点が多いのは彼らと同居する家族や、医療・介護施設でのスタッフであろうが、市中で感染が蔓延すると、彼らを介して高齢者にも感染が伝播する可能性がある。また、高齢者が社会との隔絶を強いられることによる認知・精神機能の悪化といった問題もある。単に新型コロナのコントロールという観点だけでなく、高齢者にとってより良い生活とは何かという大きな視点が必要になる。  

医療提供体制については、病床数の空きや病床占拠率をもって医療の逼迫状況が語られることが多いが、重要なのは、そこで働く医療従事者の確保はどうするのかということである。  かねてから、日本の救急集中治療を担う医師は不足しており、その影響は地方で特に顕著である。また、重症患者の対応には医師だけでなく看護師や臨床工学士などさまざまな医療職が必要となるが、このような高度な専門職はすぐに育成できるものではない(医師免許を有していても全ての医師が人工呼吸器管理に長(た)けているわけではなく、そのためには数年程度のトレーニングが必要となる)。  20年初頭から続く新型コロナの対応に、現場の医療従事者の疲弊は最大に達しており、彼らに対する金銭的補償やメンタルケアの必要性も高まっている中で、単に病床の空きだけで医療の逼迫を判断することは、彼らのモチベーションをさらに下げかねない。  

新型コロナは、高齢者や基礎疾患がある人にとっては、特効薬やワクチンがない現状において、怖い病気である。だからこそ、急激な医療現場への負担の増加を避けつつ、社会経済活動を活発化させていくために、個々人が社会の構成員として、手洗いをしたり、密閉空間ではマスクを使ったり、少なくとも発熱があるときには人と接触するのを避けたりするなど、正しい感染予防を行っていくことが必要である。  大切なことは、感染予防をわれわれの生活に根付かせつつ、コロナ禍前とまったく同じ形の社会経済活動にただ戻ろうとするのではなく、これを機に新たな社会を作っていくことである。  今こそ、個々人の正しい理解と冷静な行動が求められている。

(以上、引用)

坂元晴香 氏(慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室特任助教)を私は存じ上げなかったが、とても現実的な意見だと思う。

無闇なPCR検査で封じ込められるとは、書いてない。

目鼻口さえ触らなかったら、ええんや!とも言ってない。

もちろん、マスク不要とも、アンチ SDとも言ってない。

国の方針に沿った御用学者と言われるかもしれないけど、日本が目指している所を正確に示してると思う。

新しい生活様式は複雑で分かりにくい、100分の1作戦の方がいいってレベルの人には、難しいのかもしれないが、この難しさ(感染しやすい行動や場所が何なのかを理解して、ピンポイントに避けていく行動様式を身につける)を可能にすることができるのは、民度の高い日本だけのようにも思うのだから。

検査に頼らず、お上による強制ロックダウンもなく、人が自分で考えて「やりくり」する。日本にしか出来ないけど、日本らしいんじゃないか?と。

1)正しい感染症対策を続けること

https://news.yahoo.co.jp/articles/4542352e201183503be417ac79e5380a251b3cf6?page=4

飛沫・接触感染だけでなく、「エアロゾル」(空気)の意識が高まれば、三密空間を作らない「換気」が徹底されれば、日本の感染者数は、もっと減らせると思う。