8204. 8188コメント(2020/9/24)

(コメントいただきました)

8188. Discussionの相手

ディスカッションの相手として厄介な存在に既報絶対主義者も追加してください。

既報をリスペクトするのは重要なことですが、既報に書いてあることは全て正しい(辻褄が合わなくなっても既報を優先する)、新たな切り口を考えてみたら「どの既報にあるのか」と言う、みたいな害悪も勘弁してほしいです。出羽守の亜種ですね。

既報に詳しい人は、その分野の歴史的背景、著名な先生方や、主要な論文を知っているので、introduction書くときに便利ですが(自分が他分野に参入したいときに、この手の人がいるとこの上なく便利)、少なくても分野の最先端を張ることは無理ですね。少なくても、既報が誤っていたことが判明したとしても、既報を信じた自分は仕方ないよね?というメンタルはやめてほしいです。

(以上、ありがとうございました)

wetとdryと言いますが、実験を行う人と、コンピュータ解析を行う人のうち、後者がとても昨今、増えています。理工系の大学と言いながらも、大都会のビルだけがキャンパスの新規学部を卒業する人たちや、砂漠の国の人たちは、シミュレーションの世界で論文を書きます。

実験してデータを積み重ねるには、その実験を行う「場所」が必要で、装置も材料も人も時間もかかるわけですが、その設備投資がコンピュータ系では必要ないから、途上国でお金持ちの国では流行するわけですが、その「introduction」と言うか前提であるデータの読み方が完全に間違ってる場合などは、discussionになら無いんですよね。

インドやタイ・中国からの昔の留学生はイントロを書くことだけは上手でした。彼らは実験ができ無い環境の中で、文献ベースに講義をする。そして、proposalを書くところだけに血道をあげることが多かった。

今の中国は、そこから一歩進んで、実際にwetのところをゴリゴリと力技を通してくるようになった。

COVID-19の論文は相当な数、中国から出てきてて、「単なるオピニオン」的な総説なども多いのですが、中にはちゃんと臨床でのデータをまとめてたり、もっと踏み込んだ「臨床研究」をやってたり(人権のない国だから、むしろ得意)

中国は相当な脅威だと私は感じています。

もちろん、アメリカヨーロッパは、患者数が圧倒的に多いので、(感染を抑制した中国よりも現在も多い)どんどん知見が蓄積して行っています。日本にはファクターXがあるから、ヨーロッパのようにはなら無い、当てはまら無い、だから海外の論文は追いかけなくもいいって「永江の穴」に宮沢先生がハマり込んだのは残念でなりません。