8014. ダークトライアド特性

彼は暗黒面に墜ちた。

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・開放性の高い人はコロナに対する対応能力が高い
 「開放性」は、好奇心・想像力・創造性・オリジナリティ・芸術性・柔軟性に関係した特性だ。開放性が高い人は、物事を抽象的かつ複雑なやり方で考える癖があり、また冒険好きで知的、芸術を楽しむことも多い。

 ハニーカット教授の分析によれば、現在のパンデミックのような長期的で不確実な状況に対応するのも上手いだろうという。

・誠実性が高い人はマスク着用や社会的距離を守る
 「誠実性」は、注意深さや勤勉さ・計画性・組織性と関係している。それは衝動を抑えて、自己をコントロールする力だ。

 特に指示されたわけでもないのに、早いうちからマスクを着用したのは、おそらくこれが高い人で、そうした人はそれほど苦もなくソーシャルディスタンスを守ることができるだろう。

・外向性が高い人は活動自粛制限が辛い
 「外向性」が高い人は、社交的で、人付き合いからエネルギーを得るタイプだ。外向性はさらに「行為主体的外向性(Agentic extroversion)」と「親和的外向性(affiliative extroversion)」の2つのサブタイプに分けることができる。

 前者は注目されたり、リーダーになることが好きなタイプで、仕事などでの成功に強い関心を示す。しかし後者の場合、リーダーになるよりも、大勢の人と絆を育むことに喜びを感じる。

 いずれにせよ、外向性が高い人にとっては完全に人との交流が断たれるのはかなり辛いことなので、ヴァーチャルなものであってもSNSなどを介した交流は気晴らしになるだろう。

 反対に、これが低い人は、一人でいるときにエネルギーを得ることができるので、外出自粛もそれほど苦にならないはずだ。

・調和性の高い人はマスク着用や社会的距離を守る
 「調和性」は、思いやりがあり、他人に対して友好的・協力的な傾向を示している。従順で、礼儀正しく、他人を信頼しようとするタイプだ。

 これが高い人は、おそらくマスク着用やソーシャルディスタンスが推奨されたとき、特に文句を言うこともなくすぐに従ったことだろう。

・神経症的傾向が高い人は現実逃避しがち
 「神経症的傾向」は、衝動性や不快な感情(不安・心配・恐怖・怒り・悲しみなど)を感じやすい傾向によって特徴づけられる。こうした嫌な感覚から逃れるために、希望的観測を抱いたり、物事を放棄してしまったりすることもある。

 神経症的傾向が高い人は、パンデミックをまず否定したり、逃避したりして反応する傾向があったと思われる。

ダークトライアド特性を持つ人は感染防止ルールに従わない傾向

 どんな人の心の内にもダークサイドが隠されているが、それが強く大きいと「ダークトライアド」という悪の特性となる。これは「マキャヴェリズム」「ナルシシズム」「サイコパス」というパーソナリティ特性で構成されている。

 「マキャヴェリズム」は、他人を利用する傾向や、道徳に対して冷笑的な傾向を特徴とする。「ナルシシズム」は、過剰な自己愛や共感の欠如など。「サイコパス」は、衝動性や継続的な反社会的行動などが特徴だ。

 これらの特性が高い人は、感染防止ルールに従わないことが多いだろうと考えられる。

感染予防対策に反発する人たちの特性は?

 ハニーカット教授はこうした分析に基づき、ソーシャルディスタンスなどの感染予防対策に猛烈に反発する人たちのパーソナリティを次のように推定している。

感染予防対策の違反者 = 開放性(低) + 誠実性(低) + 調和性(低) + 神経症的傾向(高) + マキャヴェリズム(高) + ナルシシズム(高) + サイコパス(高) + 誤差

 同教授の予測によれば、開放性・誠実性・調和性が低く、かつ神経症的傾向・マキャヴェリズム・ナルシシズム・サイコパス特性が高い人たちは、感染防止ルールに従わない可能性が高い。

 ちなみに最後の「誤差」は、パーソナリティでは説明できない部分だそうだ。たとえば、政治的、経済的な意見が影響するかもしれない。

 この予測モデルは、あくまでアメリカのコロナ防止対策を念頭に置いたものだが、異なる文化圏や別の文脈でも有効だろうとのこと。

 モデルを検証するために、心理学者は実際にデータを集めている最中で、調和性や誠実性が低い人たちは感染防止ルールに従わない傾向があるという研究がすでに発表されている。

 ちなみにパーソナリティ特性は絶対的なものではなく、一生のうちに変化することもあるそうだ。現在のコロナ禍による異常な状況が、あなたのパーソナリティ特性を大きく変えてしまうということもあるかもしれないという。

(以上、引用)