7939. 和田耕治先生

妥当にまとまってると思う。

長文なので以下、抜粋引用

ーーオーストラリアではどう工夫しているのですか?

オーストラリアでは、GP(総合診療医)が中心となって対応しているようですが99%のGPが遠隔診療をしているようです。

ですから、インフルや風邪が同時にはやっている冬に病院にきてくださいという方策は取れるのか真剣に考えなければいけない。

または、冬に症状が軽いなら、数日は自宅療養などを呼びかけるかもしれません。検査する場所での感染のリスクもありますから。

無症状者への検査拡大必要か?

例えば、会社で従業員などに検査を行う場合は具体的な課題を考えないといけません。経営者が従業員にやらせる際にはいろんな新たな問題が起きる可能性があります。

その検査データは誰のものか、本人は拒否できるのか。陽性と出たら、指定感染症で入院、隔離となるので、その間の収入を企業は補償してくれるのか。

仕事で営業で来る人にも、例えば「仕事に来る前に検査してきてよ」と求めるような社会になるのか。何日前の検査ならいいのか。3日前の検査ならダメなのか。このように、ゼロリスクを求めて要求が加速していく可能性があります。社会の分断にもつながるリスクがあることはぜひ覚えておいていただきたいです。

先日も、米国のサマーキャンプの参加者は検査をして全員陰性だったのに、その後に集団感染したという事例がありました。そういうことがあり得る検査です。

無症状のエッセンシャルワーカーへの検査は?

ーーそもそも陰性確認のためにPCRは使えませんね。医療や介護などのエッセンシャルワーカーでも同じだと思うのですが、なぜそこは必要だという話になるのでしょう。

医療、介護従事者に対する定期的な検査をすでに行っている医療機関もあります。日本ではどうあるべきかはまだ一定した考えはありません。


医療機関の感染リスクは診療をしていると高めになるので希望者に検査をするのは一案です。

でも、職員みんなに検査しろという形になるとどうでしょうか。目的を明らかにして、労使で考えないといけません。ただ、検査の強制が業務命令として可能かは法的にも確認する必要があります。これまで、ウイルス性肝炎やHIVでもいろいろな課題がありました。

ーーそういう意味で、まずエッセンシャルワーカーには無症状でも定期的に検査をするという世田谷モデルは意義があるのでしょうか?

世田谷モデルの具体的な形が見えていないのでなんともいえません。具体的に検討していけばいろんな課題がわかるので、「どうやってやるの?」という議論をした方が建設的だと思います。

結果の扱いをどうするか。どこで検査するのか。同意書はどうするのか。検査は何日で返せるのか。郵送で送るのか。本人確認はするのか。世田谷区民以外の人はどうするのかなどです。

具体的に検討していけば、検査をするのは実はそんなに簡単なことではないとわかります。

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