7591. 宮沢先生に読ませたい5

外国の例は、日本には当てはまらないって言うのが永江のやり口だけど。

先日公表されたオランダの調査では、「軽い症状がある」カテゴリーに属する一部の患者が長期間(時には数カ月間)新型コロナウイルス感染症によって深刻な影響を受けることが明らかになった。

新型コロナはパンデミック(世界的大流行)が始まった当初から、感染者の少数(高齢者や持病がある人の場合が多い)が重症化するというのが世間一般の通念だった。重症の患者は入院が必要とされることが多く、一部のケースでは集中治療が必要になる。

世界保健機関(WHO)によると、症例の80%以上が軽症か無症状だ。これらのカテゴリーに属する患者は2週間で回復することが多い。

しかし、世界中で軽症と判断された数千人、あるいは数万人の患者は早期回復を果たせていない。多くの患者は数カ月にわたり新型コロナウイルス感染症の症状が消えず、体が衰弱しかねない状態にある。症状には息切れや過度な疲労、断続的な熱、せき、集中できないこと、胸部の圧迫感、頭痛、心臓の動悸(どうき)などがある。

オランダでは、保険基金のロングフォンズ(Longfonds)がマーストリヒト大学や治療センターのCIROグループと共に、新型コロナウイルス感染症による長期的な影響を報告した1622人の患者を調査した。調査対象となった患者の91%は入院を経験していないため、圧倒的大多数は「軽い症状がある」カテゴリーに属することが示されていた。調査された患者の平均年齢は53歳だった。

患者の88%近くは、強い疲労が消えないことを報告し、4分の3近くは息切れが続いていた。他の長引く症状としては胸部の圧迫感(患者の45%)、頭痛と筋肉痛(それぞれ40%と36%)、脈拍の上昇(30%)、めまい(29%)などがあった。

おそらく最も驚きの研究結果は、調査された患者の85%が新型コロナウイルス感染症を患う前、自分が健康だと考えていた点だ。しかし、新型コロナウイルスに感染後1カ月以上たった時点で自分は健康だと考えていたのはわずか6%だった。

新型コロナウイルス感染症の症状が出現する正確な生物学的メカニズムはまだ分かっていないため、なぜ一部の患者が非常に長期的な影響を受けるのかは不明だ。複数の臨床医は、一部の患者の間で新型コロナウイルスが再活性化する可能性があるとしている。これは、患者の体内で一定期間休眠、あるいは潜伏していた新型コロナウイルスが眠りから覚めて活動を開始し、繰り返し症状が引き起こされることを指している。

この仮説からは、一部の患者が体内のどこかにウイルスを隠していて、ウイルス検査で陽性になるか鼻腔拭い液を使った従来のウイルス検査で検知されないことが示唆されている。免疫学者によると、おそらくより可能性が高いシナリオは、ウイルスはもう体内に存在しないものの免疫系がいつまでたっても過活動状態にある状態だ。

「軽症」とされる患者が長期的な症状を経験する理由として考えられるものが何であるにせよ、オランダの今回の研究は、新型コロナウイルスの長期的影響に苦しむ人の個人的な体験談として知られていた現象を裏付けるものだ。この集団にとって、回復のプロセスはつらいものとなる。

世界中で新型コロナウイルス感染者の数が増えるにつれ、「軽症」とされているにもかかわらず(一時的に)身体の問題を経験する人の数も増えるだろう。

(以上、https://www.msn.com/ja-jp/money/healthy-lifestyle/%e8%bb%bd%e7%97%87%e3%81%ae%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e6%82%a3%e8%80%85-%e9%95%b7%e6%9c%9f%e7%9a%84%e3%81%ab%e3%81%af%e6%b7%b1%e5%88%bb%e3%81%aa%e5%bd%b1%e9%9f%bf%e3%82%82%ef%bc%9f/ar-BB169t1X?ocid=st2 より引用)

果たして日本のファクターXは、このような「慢性疲労症候群」(本態はおそらくサイトカインストーム様)に対しても有効だろうか? むしろtrained immunityは、免疫の活性化の方向に行くのだが、その活性化状態は、「正常」に終わるのだろうか?

これと似たような症状を、実はHIV感染者が示している。immunological exhaustionと言う。慢性持続性の非特異的な炎症反応により体は疲労する。

免疫というのは、自己免疫疾患(リウマチ熱や SLE)ほどでなくても、「もろ刃の剣」なのだ。風邪は万病の元と、昔の人はよく言ったものだ。

実験室で動物のウイルスを眺めている人よりも、人間を見て来た人の方が、よく病気のことは、わかるのだよ。