7544. 宮沢先生の不思議

彼は、ウイルスの研究ができることと、ウイルス感染症の診療ができることの違いが理解できないのだろうか?

研究するのは獣医でも出来るというより、ウイルス学者は獣医が多いのは事実で、むしろ研究者として優秀な人は、獣医どころか理学部の人のこともある(=頭キレキレでmethodもfineだったりする。)

医師で基礎研究者になる人は少ない。そもそも医学部ってのは医師職業訓練校だから、基礎研究者になるのは余程の変わり者(笑)だし、癌や再生医療、免疫、神経などに行かずに「古典的な」ウイルス学を選ぶ時点で(以下、省略)

しかし、理学部出身の研究者が「医療・医学」がわかると自分で言うか?

答えはNO

獣医でも医系ウイルス学は教えられるが、医療も感染症内科も教えられないし、人工呼吸器も扱えないことが、宮沢先生には理解できないとは、どういう頭の出来になってるんだろう?

私は不思議でたまらない。

できないことはできない、分からないことは分からないと言えばいいのに。

ちなみに医学部の講義は「基礎」「臨床」に分かれる、臨床(感染症内科)の講義を獣医出身のウイルス学者が行うことはない。呼吸器疾患の講義もだ。そこは「医療」の領域だから。獣医の出番は基礎ウイルス学までに限られる。

私の知り合いの感染症内科医、専門はAIDS診療だけどデング熱などの熱帯病も、人獣共通感染症(マラリア・リケッチアなど熱の出る病気全般)も診療する。でも、新型コロナについては「中等症」までしか自分は診れない、人工呼吸器が必要になるような「重症」の患者さんはICUの先生にお願いすると、おっしゃる。

本物の専門家ってのは、自分の限界を知る人のことだと私は思う。

「新型コロナ」の臨床像(病気)について、自分が大曲先生や忽那先生よりも、わかってるつもりになれる医師は、日本には恐らくいないだろう。

医療のキャパシティを超えて医療崩壊に繋がるのは、本当に紙一重だった。

若い人でも、突然、呼吸不全で意識がなくなる。その怖さは実際に患者をみた人にしか分からないのは素人相手なら仕方がないけど、CT見ても、ケースレポート見ても、宮沢先生には理解できないのは、どういう感覚なんだろう?

ここまで「自分はできる」「自分はわかっている」と言うのならば、宮沢先生に「再燃した場合」の責任を取ってもらうには適任だ。自分は基礎ウイルス学しかわからないと逃げることなく、100分の1作戦で感染爆発=医療崩壊を防いでいただこう。言うこと聞かない人、賢くない人、80歳以上の高齢者、全ての命が、日本では等価なのだ。獣医とは異なり「殺処分」で感染症を制圧することはできない。

目の前で遺族ってやつが泣き崩れる場合もあれば、医療過誤で訴えてやると騒ぐこともある。

そんな無理ゲーをクリアした人たちに対して、あれだけの罵詈雑言を藤井教授と浴びせたんだから、今度はバトンタッチです。頑張ってください。