7507感想

(コメントいただきました)

7507. K値

減り始めるまではK値ってのは無力なんでしょ?って気がしてます。
国によって、減り始めてからは直線に乗るけど、増えてる時と、ピークを打つまでの時間はK値では全く予想が出来てないように思う。

そのとおりであります。

K値がわかるのは「今までの傾向が変わったかどうか」だけで、いつピークになるのかといった、今後の傾向の変化の予測は全くできません。傾向に変化があった場合、その変化の原因についても何もわかりません。Resultsはちゃんと出ますが、Discussionは一切できません。

K値は、与えられた仮定に従って、感染が順調に減って(増えて)いるのかどうかの判定は得意です。ずっと減っていた数字が横ばいになったとき、あるいは増え始めたときに、どれだけ傾向が外れているかどうかがわかります。悪化の兆候(立ち上がり)をいち早く定量的に検出できるのがK値の最大の価値なのですけど、これがよくわかっていない人、指標の万能性に期待しすぎる人があまりにも多すぎます。

ボールを投げると放物線軌道を通ります。これは物理学の法則(前提となる仮定)から予測できますが、たとえば強い風が吹いたり、誰かがバットでボールを打つと、放物線軌道から外れます。K値が一定というのは、仮定通りにものごとが進んでいることを示すわけで、「誰かがバットでボールを打ったせいで(何らかの外部要因の変化で)ボールの軌道(感染者数の変化)が予想から大きくズレた!だから物理学の法則(K値)の予測は間違ってる!」みたいな主張をされても、「軌道が大きくずれた(外部要因の変化があった)ことがわかってよかったです」とだけ返すのがK値です。

中野教授は開発者ですし、このことを当然、理解してますよね?マスコミの求める主張を御用学者ぶって語っていたりしませんよね?マスコミの望む通りの意見言ってれば、記者はいろいろお小遣いくれますし、何度も頭を下げて頼ってきますけど、科学者としての良心に従い、言っていいことと言ってはいけないことの区別はちゃんとすべきですよ?

(以上、ありがとうございました)

いや〜〜〜〜、十分に「維新」の御用学者になっておられると思いますよ・・・・

マスコミが勝手に切り取ってるだけなのかもしれませんが、利用されていると思います。

宮沢先生のように「利用されたがって」自分から売り込んだのか、維新に拝み倒されたのか、そこは知りませんが。

池田信夫・武田邦彦氏らと同じ枠に入れられてしまった感がします。専門家会議は、ちゃんとK値のことも拾ってたのだから、あんなアクションをしなければ、中央に入ることも可能だったのに・・・

一般人にわかりやすいように、SIRモデルだけを説明してきた西浦先生は、次からは、もっと複雑なパラメーターを駆使して、早めに予測が出来るように頑張ってるだろうと思います。何より彼は、現場の感触を直接、聞き取れる立場にあるところが、フィッティングの可能性を持っている。

K値に、これ以上のimproveは不可能だから、「外れたら、軌道に乗ってくるまで、待つだけ」で、曲線に乗せるには何をしたらいいか?ってことについては、すでに国民は「成功体験」を持ってるんですよね。だから、外れれば外れるほど、「あの時と同じことをしないからだ」って言われるわけで。

今の欧米の徒手空拳ぶりに、日本も巻き込まれることは必定です。ノーガード戦法で迫ってくる相手に、どう、距離を置くか。

検疫がいくら頑張っても、クラスター対策はすぐに目詰まりするのは、マンパワーに限りがあるからで。民間が必死にPCRをやっても、財源が限られている保険診療である以上は、セレプトで切られる可能性もあります。中国のように1日で何十万人も出来ないでしょう。

となると、すり抜けは必ず出てくる。その時に、やはり、やれることは、誰もが感染してると考え距離を置く。それしか今のところ「真に」有効な手段=早めに収束フェーズに乗せることは出来ないと私は思っています。

今は、国境が開いてないから、くすぶってる火種だけに注目してればいいのですが・・・