どちらも人を死に至らしめるウイルス(だったと過去形なのはHIVの方だけど)
エボラは人から人へ伝染するたびに弱毒化し、5代目ぐらいになると致死率は低くなると言われてる(らしい、文献を探したけど見つからず、記憶違いか?)。
一方、HIVは、今ではいい治療薬が開発されて死ぬ人は減ったけど、人間界に出現してから恐らく100年は経過してるはず(発見からは30年)たっても、弱毒化は明確ではない。
昔、よく作られた「弱毒生ワクチン」は、本来は増えにくい異種(幼若マウスの脳内接種など)で継代し、馴化することで作られた。だから、ウイルスが弱毒化するのも事実。
しかし、さらに継代を続ければ、獲得変異あるいは復帰変異で性質も変わるのがウイルスの「自由」なところ。
さて、新型コロナは弱毒化するだろうか? それとも強毒化するか?
それは、誰にもわからない。
だから、私は「動物のウイルス学」で人のウイルスを語る「共存説」に偏った分子生物学者が嫌いです。
選択圧って言うけど、こんな程度のことじゃウイルスにとって、何の選択圧にはなりませんぜ、旦那。
私は机上の空論よりも、実物を見ている現場の医師の言葉を信じます。守秘義務の壁の向こうからの囁きは聞き逃せない。