7393. イワケン先生5

もう1箇所、いいことを言っておられるから記録しておきます。

『東洋経済オンライン』が日本国内の新型コロナの感染データ(「新型コロナウイルス 感染の状況」)をまとめていて、その中で都道府県ごとの実効再生産数を公表しています。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

それをみると兵庫県では、実効再生産数が最も高かったピークは4月15日頃、その後急激に下がって4月18日に1以下になっています。

つまり、藤井先生は全国平均のグラフを見て「3月29日にすでに下降線にあった」というわけですが、そこには例えば感染者が一例も出ていない岩手県や、ほとんど患者がいなかった山陰とかをひっくるめた数字です。

でも実際には、感染者がたくさん出ている地域と出ていない地域のデコボコがあったわけで、それを無視して緊急事態宣言を解除するどうこうの議論はできません。

さらに、リアルタイムでは感染が確認された日から報告日までに遅れが生じていました。西浦先生たちのグラフでは、報告の遅れを加味して感染が起きた日を修正しています。

『東洋経済オンライン』における東京都のデータを見ると、普通に「報告日」をベースに再生産数を計算しているので、4月以降までRtは1以上を続けています。西浦先生のグラフでは、どうもボランティアとかを活用して、診断から報告までの遅れを数式のなかに組み込む作業を事後的にやって、後から「感染時期」のグラフを作成されているんです。

じつは当時、ぼくもこのことをよく理解していませんでした。というのも兵庫県では、病院がPCR陽性を保健所に届けると遅くても翌日、週末にかかると翌々日には報告に反映されていて、東京みたいに一週間も報告が遅れるなんてことは起きていなかったからです。そういうことが東京でわりとたくさん起きていたことを、西浦先生のプレゼンを聞いてぼくも初めて知りました。

ですから事前にそういうことをすべて理解して、「3月中にRtが1以下になっていた」ということを理解するのは困難だったわけですし、地域によっては4月以降も実効再生産数1以上だったところも結構あるわけです。

したがって、藤井先生がおっしゃるように「3月の時点ですでに大丈夫になっていた」というのは、西浦先生の全体の一枚の図から解釈しているだけなんです。本当はもっとデコボコした地域差をちゃんと見なきゃいけないわけですよ。

(以上、https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/520357/より引用)

感染日か報告日かで、日にちは1週間はずれますわね。

東洋経済コロナダッシュボードの場合は、

ピークは、緊急事態宣言の日にあってますね。

西浦先生たちは、これを見ながら、後からタイムラグも逆算してたんですね。