7383. 肺の病理所見

やっと記述を見つけました。

⑤ MERSなどコロナウイルス感染症における肺傷害の病理像ついて
感染研 病理部 中島典子
・ SARSコロナウイルスにおける肺障害の病理的知見 について再度紹介、報告する。
・ 患者の多くが 咳嗽、下痢症状 を認めた。 80 %程度が軽症例、 20 %程度が ICU 入室 症例 であっ た。
・ 病理学的には DAD (びまん性肺障害像 )を示す。肺胞上皮細の剥離、 消失血管肺胞バリ アの破綻 により肺水腫、 ARDS の発症、進行が起こったと考えられる。
・ 特徴的なことして 肺の区画ごとに 進行度が異なること挙げられる。これは ウイルス血症によって肺障害が起こったというよりは気道からのウイルス感染が、肺傷害により関連しているのだろうと考えることができる。
・ 発症初期の方がウイルス核酸検出目立った 。血管内皮細胞には検出されなかった 。

(以上、新型コロナウイルス感染症への対応に関する拡大対策会議 議事録より引用)

注目すべき記述は以下の部分。

・ 特徴的なことして 肺の区画ごとに 進行度が異なること挙げられる。これは ウイルス血症によって肺障害が起こったというよりは気道からのウイルス感染が、肺傷害により関連しているのだろうと考えることができる。

病理所見から、エアボーンの可能性を指摘しておられます。

血管肺胞バリ アの破綻は、個人的には「細胞傷害性T細胞」によって感染細胞の破壊(除去)が発動する時期に重なる様に思います。

今、血管炎だとか血栓症だとかが話題ですが、まずは、肺にウイルスを吸い込まないことが大事だと私は思います。

肺の区画ごとに健康な肺胞と、障害を受けた肺胞が隣接しているので、人工呼吸器の圧のかけ方が難しいって、誰か言ってた気がするよ。

マリモ所見については、ダイヤモンド座談会に、マリモ先生の解説が載ってました。

https://diamond.jp/articles/-/242441より