7301. 永江の穴39

永江氏は「自然免疫=innate immunity」がなんなのか、わかってないことが「自然抗体」という単語を使うことからわかる。

自然抗体」とは、ウイルスや食物蛋白を免疫原とし、HLA抗原とエピトープを共有する抗体と推定されます。

HLA抗原とエピトープを共有する、つまり「自己抗体」に相当する。(自己抗体とは、侵入者ではなく自分自身を攻撃してしまう抗体のこと)

抗体は自然に出来るんじゃない、過去の既往で作られる。

新型コロナの前から、毎年の風邪のうちの15%は旧型(SARS以外のコロナウイルス)の感染によるもので、そこでの「獲得免疫で作られた抗体やT細胞」の交差反応が、新型に対しても見られる現象でしかない。

これは「自然抗体」とは言わない。

(人工的に遺伝子組換え技術によって培養細胞で作られる人工抗体への対義語としてなら、あるかもしれないが)

日本には、いろいろな特殊性がある。ガラパゴス日本だから。

欧米よりも中華移民が少ない(中華街の古くからの住民は台湾系、欧米、特にイタリア北部は共産党支配下のニューカマーばかり)ために、ステルス爆撃が少なかった。

大家族主義vs核家族

亜寒帯vs温帯(コロナは温度上昇に弱いから風邪のウイルス、夏風邪はアデノやコクサッキーなど別の種族のウイルスによるものだ)

マスクしない欧米vs花粉症でマスクを持ってる人が多かった

風呂に入らないvsこまめに手洗いが可能(公衆トイレの数からして段違い)

換気をしにくいセントラルヒーティング(寒い欧米)vs 窓空け換気を早くから「密閉」を避けてた日本

唾を飛ばしまくるイタリア語vs 唾が飛ばない日本語

BCGデンマーク株(生きた菌が少ない)vs tokyo-172株(生きた菌が多い)

これだけのconfounding factorがあるのに、最後のBCGによる自然免疫(
innate-immunity)の強化(trained-immunity)どころか、ありもしないSARS-X仮説とか、「しか考えられない」とは、頭の中に脳みそとは違うものが詰まってるとしか考えられない。

疫学の世界では、input とoutputの間に、なんらかの相関が見えるようでも、真ん中の「因果関係のメカニズム」が説明できないものが、一杯ある。

それこそ、アマビヱ様がコロナを撃退してくれてるようにも見えるんだよ。

彼の言ってることは、その程度のこと。何にも科学的じゃない。

私はBCG-tokyo172信奉者だけど、BCGによるtrained-immunityが感染防御に働くのは、ウイルス量が少ない場合に限られる。接触が濃厚であった場合、空気中のウイルス濃度が濃くて、長時間、その空気を吸った場合には、「自然免疫による防御効果」は、いとも簡単にウイルスに突破される。

遺伝因子は環境因子に負ける。

日本の奇跡は、人の行動によって守られてきた。

私の目には、そうとしか見えません。

自粛をお願いされたら、よっしゃ、と協力してくれて、それが国の末端にまで「考える力」で伝わる。これがロシアにできないこと。