7187. マーケッター

は、顧客のことを見ている。

公衆衛生学者は、国民全体のことを見ている。いわゆる「国医」だ。

日本のコロナ第二波(欧米型)は、どうやって持ち込まれたか? それは帰国者からによる。(第一波(武漢型)がインバウンドによって持ち込まれた)

もし、過去に遡って「やり直す」としたら、2月3月の帰国者に2週間のself-quarantineを厳密に求めなかったことにあるだろう。それが出来なかった理由はダイヤモンドプリンセスで病院が一杯だったためだ。ホテル軟禁も出来ず。せめて自宅から2週間出るなと言う指示だけでも徹底すべきだった。そうすれば、京都産業大の学生が卒業祝賀会で広めることもなかった。

永江氏は、日本人のHLAが〜と「遺伝要素」がすべてであるかのように言うが、community viral loadの高いエリアに足を踏み入れた日本人観光客は、次々と感染して帰国して来た。ダイヤモンドプリンセスでは、コロナの流行を知らずに無防備に「お別れパーティ」を開いて、感染を広めた。このような条件においては、あるはずの「遺伝的優位性」が簡単に環境の悪さに負ける。

それが感染症というもんだ。

一方で、どこのどの国が真似しようとしても100年はかかると頭を抱えて引き下がる公衆衛生チート国家「日本」は、実はワクチンで防ぐ病気以外には、とても強い。それは2009年の新型インフルの時に証明されている。

(ワクチンで防げるはずの麻疹や子宮頸癌は、防げてない。)

とんでもないおバカさんの少ない日本では、「自粛」で「都市封鎖」と同じ効果が劣化してしまった今でも、得られる。意識の高さは移民が増えた先進国では、もはや失われてしまった。

手洗い・マスク・換気、

密集・密接・密閉を避けろと言えばビュッフェスタイルの朝食をパッとやめるホテルチェーンのように、よく統率が取れるのが日本の強みだ。

自粛に意味はなかった、緊急事態宣言は必要なかったと説くマーケッターは、この日本の「切り札」を破り捨てる論説だと私は思う。

だから、私はこれからも「虎の穴」には突っ込み続ける。

国を思えばこそだ。

確かにコロナは一旦は治る。それは何もしなくても良かった訳じゃない。

何もしなくても良く見えるのは、日本は温帯に属し、早く夏が来たからだ。冬が来ない亜熱帯のアジアとは異なり、日本には冬が巡ってくる。特に北海道の冬は、ヨーロッパと条件が同じになる(密閉して暖房する)

もちろん、遺伝因子は否定しない(HLAではないことは断言できる、BCG仮説はまだ生きている)。

7066. 自然免疫を過信するな

しかし、手洗い・マスク・土禁の生活習慣を失えば、それは簡単に超えられてしまう。

ましてや、キャバクラなどの「三密産業」においては、クラスターが夏でも発生するだろうと予想は容易だ。

何度でも繰り返すが、学校に子供を戻すのは賛成だ。夏しかチャンスはない。冬にはインフルエンザが流行するが、これを止めるには一斉休校が最も効果的なのは、もはや公衆衛生的には常識だからだ。

しかし、遺伝要因だけを強調し、他が無意味であったかのような言説だけは、許せない。

遺伝因子は環境因子に負けるのだから。