5164. 博士後期課程

私の同級生は中国人ばかりだった。当時から日本人は博士課程に行かなくなっていた。なぜなら、就職先がないことが見えてたからだ。

それでも、まだ、夢はあった。

大学が独立行政法人となり、アカポスはどんどん減っている。

アカポスも事務作業に追われ、裁量権は無くなり、自由な研究環境は失われている。

ポスドクになっても就職口がなく、年齢が行ってからでは民間にも転職できない。

だったら、大学院など行かずに早めに就職した方が安定した人生を送れる。

そう判断する日本人が増え、定員割れした博士課程を埋めるために中韓からの留学生を集めていた。

科学技術・学術政策研究所は「海外では博士号を取得する前から給料をもらいながら研究するシステムが整っているが、日本ではそうした取り組みが少ないことが影響しているとみられる」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190809/k10012029831000.html

外国人留学生の奨学金は「贈与」型、日本人の私は「貸与」型。

20年間月2万ずつ返す人生が待っている私の横で、中国人は家族を呼び寄せ、バイトに精を出し、日本語が通じないから電話にも出ず、掃除などの雑用もせず、教授の前だけでは「いい子」を演じることだけに長けていた。

留学してくるくらいだから日本人よりも優秀?とんでもない。本当に優秀な人たちはアメリカに行く。日本に来るのは2軍以下だった。

あれから、すでに20年が経過。博士をとっても就職できない現実は、周知徹底された。

そりゃ、誰も行かないわ。